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山の日レポート

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自然がライフワーク

スマホ昆虫採集#33 『昆虫の綺麗な目に魅せられて』 このクモ見たことあるけど名前知らない。

2025.03.01

全国山の日協議会

今回のテーマは前回と同じ『クモ目の色々なクモ』です。※虫が苦手な方はご注意ください

文・写真提供:東京都 太田長樹さん

今回のテーマは前回と同じ『クモ目の色々なクモ』です。
世界中に52,000種ものクモが生息しています。日本だけでも1,700種のクモが確認されています。前回紹介したハエトリグモ(英語:ジャンピングスパイダー)だけでも約50種類が日本に生息しています。
ほとんどのクモは人間には害を及ぼしません。農業害虫や衛生害虫を含む昆虫を食べてくれます。むしろ益虫です。人間にとって役に立つ存在なのです。
表題の『昆虫の綺麗な目に魅せられて』ではなくて『虫の綺麗な目に魅せられて』になります。
クモ(蜘蛛)は昆虫ではなく虫なんです。昆虫と虫を混同されている方は多いと思います。昆虫と虫は異なる定義をもっています。
【昆虫】は『3つの体部位-頭部、胸部、腹部に分かれる』『6本の脚-胸部に3対(6本)の脚がある』『翅(はね)-多くの昆虫は翅を持ち、飛ぶことができる』『触覚-頭部に触覚を持ってる。感覚器官として機能しいる』
【虫】は昆虫を含む多くの小さな生き物を指します。
「クモ」「サソリ」「ムカデ」「ミミズ」「ナメクジ」「カタツムリ」等
虫の中に昆虫が含まれていると解釈するのが正しいです。
虫は科学的な分類よりも一般的な観念や感覚に基づいているものが多いようです。

129-01 スジアカハシリグモ

129【スジアカハシリグモ】クモ目キシダグモ科ハシリグモ属

2024/7/8
高尾山6号路下部の草むら 八王子市高尾 東京都

葉の上でお星さまになっているアカスジシロコケガ と その上に飛び乗って食事の準備をしているスジアカハシリグモです。よく見るとクモの糸で動けないように身体中覆われています。アカスジシロコケガは生きていたら色柄模様とても鮮明で綺麗です。

129-02 スジアカハシリグモ

130【ハンゲツオスナキグモ】クモ目ヒメグモ科カガリグモ属

2024/7/15
妙高高原田切 妙高市 新潟県

腹部に白い帯があるのでハンゲツオスナキグモとした。けれど頭胸部の柄模様の赤い目もとが少し違うような気もする。どのクモも目に特徴がある。一般的にクモは8個の目を持っていて周囲を見回して獲物を捕まえます。6個4個2個の目のクモもいるようです。

130-01 ハンゲツオスナキグモ

130-02 ハンゲツオスナキグモ

131【ハリゲコモリグモ】クモ目コモリグモ科オオアシコモリグモ属

2022/3/10
会社事務所の片隅 国分寺市 東京都

うっすら埃が積もった(普段掃除してないのがわかってしまう)足元の引き戸の縁にサワサワサワと動くものが視界の中に入った。会社事務所の片隅の話です。スマホで遠目に何枚かパシャパシャ撮りました。次に接写しようスマホを静かに近づけたのですが気づかれてササットいなくなってしまいました。

131-01 ハリゲコモリグモ

131-02 ハリゲコモリグモ

132【コハナグモ】クモ目ハナグモ科ギョウジャグモ属

2024/4/15
上信越自動車道 横川SA(上り線) 安中市 群馬県

小さな雌のクモです。花の中にいるのをよく見かけます。今日は花の中ではなく木の幹を歩いています。珍しい光景なので"スマホ昆虫採集"しました。
コハナグモはハナグモ属に含まれていましたが、近年ギョウジャグモ属に変更されました。
他の属にハナグモの名前を持つクモがあります。
ハナグモ属    「ハナグモ」
クマダハナグモ属 「クマダハナグモ」 
ヒメハナグモ属  「ヒメハナグモ」
ギョウジャグモ属 「コハナグモ」
ハナグモとコハナグモはよく似ていて識別が難しいです。

132-01 コハナグモ

132-02 コハナグモ

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