山の日レポート
自然がライフワーク
スマホ昆虫採集#30『昆虫の綺麗な目に魅せられて』多くの地方で「ヘッピリムシ」と呼ばれているカメムシ
2024.12.04
文・写真提供:東京都 太田長樹さん
日本だけでも350種のカメムシが生息してます。 カメムシ科ヘリカメムシ科クヌギカメムシ科カスミカメムシ科沢山の種類があります。
今回も「カメムシ」の話になります。
カメムシ科には世界で約9,000~10,000種のカメムシが知られています。日本にも約350種のカメムシが生息しています。その種類の豊富さには驚かされます。
多様な形や色を持つ種が沢山います。食性や生息環境も色々です。農業にとって害虫となる種も沢山いるし、天敵として役立つカメムシもいます。
日本国内のカメムシの種類にはキンカメムシ科・クヌギカメムシ科・カメムシ科・ツノカメムシ科・ヘリカメムシ科・サシガメ科…他15種類以上のカメムシ科が存在します。
科の種類の中にまた沢山の亜科があって固有の名前のカメムシの数は何種類もあって覚えきれません。ほんとに昆虫の世界は不思議だらけです。
2024/9/7
昭和記念公園 立川市 東京都
初めて見るカメムシです。縁が白い(実際は少し黄色ぽい)のでシロヘリと言う名前がついたのだろう。ひまわりの種に見えるのは私だけだろうか。林縁やササ類の多い場所に生息していて、成虫で石の下や枯葉の間で越冬するとの事。これから冬に向かってスマホ昆虫採集もなかなか昆虫と出逢えないので成虫越冬の情報は嬉しいです。
2024/8/28
市立光図書館 国分寺市光町 東京都
おや、珍しいカメムシだ。いや以前みたことがあるような気がする。名前が思い出せない。事務所に戻り調べてみると。なんと2015/9/3 •2016/9/2 •2018/9/18 •2023/10/26 過去に4回出逢っている。それなのに「おや、珍しい」ってどういうことでしょう。それも全て地元の国分寺市内で見つけている。会社事務所近くの光図書館に借りてた本を返却しに行った時の事でした。ホオズキやヒルガオ科の葉の上で見つけることができる。サツマイモ、トマト、ナスなどを食害する害虫として知られている。容姿がホオズキに似てるからその名前がついたのかと思ったけど違っていた。
2024/8/11
小川村稲丘 上水内郡 長野県
「日本で最も美しい村」で北アルプスが一望できて夜空が綺麗な小川村に移住した友人宅を訪ねました。友人宅の庭でナシカメムシと出逢いました。成虫の食物は「ウメ」「ヤマザクラ」「ナシ」などの樹液だそうです。食物の「ナシ」が名前の由来なのかな。縁は白黒のチェッカーフラッグみたいでカッコいいカメムシですが害虫のようです。
2024/6/29
妙高高原池の平 いもり池遊歩道 妙高市 新潟県
カスミカメは著しい色彩変異がある。淡い色の斑紋があったり個体変異が大きいです。山地の草むらで見つけることができます。紋の色は黄色の他、白色~橙色まで色々個体差があるます。
斑紋の大きさも変異が多く、背面全体に広がるものやほとんど消失する個体もあります。スマホ昆虫採集のカスミカメだけ取り出して比べてみるのも楽しいかもしれない。
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