山の日レポート
自然がライフワーク
スマホ昆虫採集#36 『昆虫の綺麗な目に魅せられて』大きなクモは10センチ小さいクモは2ミリ。
2025.06.01
文・写真提供:東京都 太田長樹さん
今回のテーマも『クモ』です。
前回#35回目の投稿は『大きなクモ』でした。今回#36回目の投稿は『小さなクモ』にしました。2ミリ・3ミリ・4ミリ・5ミリのクモを紹介したいと思います。
屋外でよく見かける大きなクモ、そして小さなクモ。小さなクモは沢山います。ただ小さすぎて気が付かないのだと思います。日本では約1700種のクモが確認されています。以前の投稿で紹介したハエトリグモ。ハエトリグモだけで約50種類が日本に生息しています。家の外、玄関先・庭でクモを探すと30種類ぐらいは見つけることが出来ます。
大きな網を張って獲物を捕らえるクモ、歩き回って獲物を襲うクモ、待ち伏せして獲物を捕らえるクモ、色々なクモがいます。
クモを題材にすると表題の『昆虫の綺麗な目に魅せられて』ではなくて『虫の綺麗な目に魅せられて』になります。
実はクモ(蜘蛛)は昆虫ではなく虫なんです。昆虫と虫を混同されている方は多いと思います。昆虫と虫は異なる定義をもっています。
【昆虫】は『3つの体部位-頭部、胸部、腹部に分かれる』『6本の脚-胸部に3対(6本)の脚がある』『翅(はね)-多くの昆虫は翅を持ち、飛ぶことができる』『触覚-頭部に触覚を持ってる。感覚器官として機能しいる』
【虫】は昆虫を含む多くの小さな生き物を指します。
「クモ」「サソリ」「ムカデ」「ミミズ」「ナメクジ」「カタツムリ」等
虫の中に昆虫が含まれていると解釈するのが正しいです。
虫は科学的な分類よりも一般的な観念や感覚に基づいているものが多いようです。
141-01チビアカサラグモ
2025/4/7
自宅庭 国分寺市 東京都
画像をネットで検索したらダニとでてきました。実際ダニだと思ってシャッタ押していました。でも動きをみていてダニにしては俊敏な動きをするなと思いました。画像拡大して特徴を調べたら小さなクモのチビアカサラグモのメスでした。赤い小さなクモ。容姿から想像するとシャア専用の赤いザクに見えました。頭の部分の黒い点がザクのモノアイに見えてしまいました。ガンダム好きな人しか分からない表現ですけど。
141-02チビアカサラグモ
2025/4/26
妙高高原池の平 ビジターセンターの外壁に居ました。妙高市 新潟県
「どこにでも居るクモです」と解説書に書いてありました。 とても綺麗なクモです。ただ小さくて見逃してしまいます。ガラス細工の様な透き通った緑色の胴体。綺麗で見とれてしまいます。このクモは本来網を張って獲物を待つクモなのです。でも時々徘徊して飛びついて獲物を捕らえる狩猟もするそうです。クモにも網張るのを好きとか嫌いとか得手不得手があるのでしょうか。2日後に別の場所でウロコアシナガグモ見つけました。容姿を覚えると見つけやすいです目に入ってきます。
142-01ウロコアシナガグモ
142-02ウロコアシナガグモ
2025/4/20
自宅家の中 国分寺市 東京都
ミスジハエトリのオス【仮面の忍者 赤影】赤い仮面は~謎の人~どんな顔だか知らないが~手裏剣しゅっしゅ~しゅっしゅしゅ。昭和30年代生まれの人しか分からない表現ですね。家の中で見つけました。家人は大騒ぎ「怖いから外に出して」の一点張り。捕まえて玄関先まで移動。そこでスマホ昆虫採集しました。かわいいのに。益虫で家の中でハエを捕まえてくれるのに。クモは不快害虫でもあるのでした。
143-01ミスジハエトリ
143-02ミスジハエトリ
2025/5/13
自宅庭 国分寺市 東京都
小さなクモです。網を張って真ん中にちょこんと居ます。銀メッキ、背中が銀色なのです。背中の部分だけメッキした様にピカピカしていてます。虫・昆虫の体色に金色・銀色があるのがとても不思議です。因みに金色はツマグロヒョウモンの蛹です。蛹に突起があります。その突起が金色です。ゴミグモのゴミって網にゴミを集める習性があってそこから付いた名前の様です。
144-01ギンメッキゴミグモ
144-02ギンメッキゴミグモ
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