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山の日レポート

山の日レポート

自然がライフワーク

スマホ昆虫採集#27『昆虫の綺麗な目に魅せられて』成虫と幼虫の容姿の比較

2024.09.02

全国山の日協議会

105【ホシハラビロヘリカメムシ】カメムシ目ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科

文・写真提供:東京都 太田長樹さん

今回も前回と同じカメムシの話です。
「カメムシ」は嫌われ者の昆虫の代表選手です。カメムシは自分の身を守るために臭い匂いを振り撒きます。そのために嫌われ者になってしまいました。カメムシは面白い特徴があります。孵化してから成虫になるまで幼虫は4~5回脱皮します。1齢幼虫~5齢幼虫は脱皮毎に容姿が変化します。幼虫をみて成虫の名前が判る人はなかなかいません。今回は成虫の姿と幼虫の姿を比べたカメムシ2匹紹介します。日本国内のカメムシの種類は沢山あります。キンカメムシ科・クヌギカメムシ科・カメムシ科・ツノカメムシ科・ヘリカメムシ科・サシガメ科…他15種類の以上のカメムシが存在します。
科の種類の中にまた沢山の種類があって固有の名前のカメムシの数は何種類になるのだろうか。水生昆虫のアメンボ・タガメ・コオイムシ等もカメムシの仲間です。ほんとに昆虫の世界は不思議だらけです。

2024/2/24
羽村阿蘇神社 羽村市 東京都
ハラビロヘリカメムシと言うのもいるけど特徴を読み比べるとこのカメムシはホシハラビロヘリカメムシのようだ。触覚の第一節の長さが頭の巾より長いのがホシハラビロで短いのがハラビロだそうだ。ハラビロは数が少なく珍しいとも書いてあった。羽村阿蘇神社参道脇の剥がれ落ちた樹皮を退かしたらいた。

105-01 ホシハラビロヘリカメムシ 成虫

105-02 ホシハラビロヘリカメムシ 成虫

106【ホシハラビロヘリカメムシの幼虫】カメムシ目ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科

2024/8/9
妙高高原赤倉 妙高市 新潟県
近くに成虫が居るかと探したけど見つけることできませんでした。
このカボチャのタネみたいな恰好の緑色の幼虫がなんで茶色の角ばった成虫になるんだろうか。全く不思議です。

106-01 ホシハラビロヘリカメムシ 幼虫

106-02 ホシハラビロヘリカメムシ 幼虫

107【キマダラカメムシ】カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科

2023/10/14
羽村堰 多摩サイクリングロード 羽村市 東京都
今年は沢山見かけます。異常発生なのでしょうか。よく見かけます。このカメムシはいつ頃からいるのだろうと調べてみたら1770年に長崎県出島で見つけたのが最初らしいです。外国船に揺られて上陸したのだろうか。それから北上を続けて2008年に東京で確認されました。15年前に東京とは、そんな最近なのですね。

107-01 キマダラカメムシ 成虫

107-02 キマダラカメムシ 成虫

108【キマダラカメムシの幼虫】カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科

2019/9/10
自宅庭のヤマモモの木 国分寺市 東京都
カメムシは1齢幼虫から5齢幼虫まで脱皮を繰り返します。そして成虫になります。脱皮する毎に容姿が変わります。幼虫の項目でネット検索してなんとか同定できます。幼虫の名前はなかなか覚えられないです。 キマダラカメムシの中齢幼虫は背中にある黒い豚さんの鼻模様みたいなのが特徴なのでなんとか覚えました。成虫は背中に黄色い点々が沢山あるけど、幼虫は赤色です。成虫は頭に筋線が入ってるのに幼虫はない。似ても似つかないです。

108-01 キマダラカメムシ 幼虫

108-02 キマダラカメムシ 幼虫

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