山の日コラム
通信員コラム
奇祭加勢鳥
2024.03.01
奇祭は、愛に満ちた素敵な行事だった(って初めて知った)
ずっと知ってはいたけれど、傘お化けのようなイメージで捉えていた…
今年は雪なし、晴天青空とは言え、絶対めちゃくちゃ寒いはずなんだけど、スカッとした空とケンダイを纏った鳥たちのテンションを見ると羨ましくすら思えてしまう
チラリと見たことはあったのだけど儀式からきちんと立ち会ったのは初で、労いの酒と銭一貫文を受け取った鳥たちが集まる「御前加勢」は、寛永年間から続く大切な行事であることや、商家の多い町中を歩く加勢鳥達を出迎えて水をかける「町方加勢」があることなど、知らないことだらけだった
日本国内外から熱い思いで集まった加勢鳥の一生懸命な挙手と、それを見守る仲間の鳥達や会場からの拍手も、自らもびしょぬれになりながらサポートするスタッフさん達の様子に、見ているこちらまで涙
明治時代には一度廃止され、また復活した地域愛に溢れる行事
境界やしがらみ、いろんなことを越えて、こんな風に温かくみんながつながれたらいいのにな
これまで「加勢鳥」の語源も考えたことがなかったのだけど、ふむふむなるほど「稼ぎ鳥」
今こそあやかりたい!!
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