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山の日レポート

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通信員レポート

6月の槍ヶ岳  ~感動のブロッケンとモルゲンロート~

2023.06.24

山の日通信員
一般財団法人自然公園財団上高地支部
加藤 銀次郎

上高地在住のSさんからのレポートです。
  ◇
梅雨の中休みの晴れを狙って槍ヶ岳へ行ってきました。
槍沢ルートは沢沿いの気持ちのいいコース。ババ平キャンプ場から天狗原分岐までは高山植物が咲き乱れるフラワーロードになっていました。
1日目は午後にガスがあがってきてしまい、山頂は真っ白になってしまいましたが、夕方は一面の雲海となり、ブロッケンまで楽しむことができました。
翌朝はスッキリ晴れて山頂から360°の眺望を堪能。
日は長く、新緑とお花がキラキラで山小屋はガラガラ。
6月の槍ヶ岳、最高です!

屏風岩と南岳を左手に見ながら横尾を槍沢方面に進みます。

新緑が眩しい大曲手前の梓川源流付近を登る。

グリーンバンド上部から雪渓の直登が始まります。チェーンスパイクとストックで登りました。 落石箇所でもあるため、ヘルメットの着用を!

槍ヶ岳山荘にチェックインしてから、山頂にアタック開始

夕食後、山荘スタッフに教えてもらい、夕日を見に外に出るとブロッケンが !

夏至前日の朝、ご来光は4:25

(上)快晴の山頂をひとりじめ 祠の後方に後立山連峰と頚城山塊の山々   (下)山頂より南方向 大キレット、北穂、奥穂、ジャンダルム、前穂、乗鞍、御嶽山を望む

【コース状況】
ババ平キャンプ場から大曲まで一部沢に出て雪の上を歩きます。アイゼンは必要ありませんが、今後雪が解けてきたときはスノーブリッジに注意。
グリーンバンド上部から殺生ヒュッテまでは雪渓を直登します。登り・下りともにチェーンスパイクとストックを使用。ただし、今後表面の柔らかい雪が雨で流れた後に硬い氷がでてくる可能性があります。
また、現在、徳沢~横尾間は、新村橋架け替えを伴う工事のためで迂回が必要です。通常より10分ほど余計に時間がかかります。

早くも見頃を迎えている高山植物が、癒しのひと時を与えてくれました。

(上段左)シナノキンバイ (上段右)キヌガサソウ (下段左)ハクサンイチゲ (下段中)ミネザクラ (下段右)サンカヨウ

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