閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

山の日レポート

山の日レポート

通信員レポート

瀧山の氷瀑までスノーシューハイク

2023.02.08

山の日通信員
FB 「低山をのんびり愉しむ」管理チーム
池田郁太郎

瀧山(りゅうざん・1362m・やまがた百名山)

今回は蔵王連峰の北西端に位置する瀧山の中腹にある氷瀑までのスノーシューハイク。
山形市内からも比較的楽にアクセスできる山なので、グリーンシーズンだけではなく冬も多くの人を惹きつけている人気の高い山です。なかでも、大滝コースの中ほどにある氷瀑は(規模的にはそれほどではないものの)冬場のビュースポットとして近年徐々にその人気が高まってきていると聞きました。
氷瀑まではほとんどきつい箇所もなく、ゆっくりのんびり登っても片道1時間少々で行けますので気軽に氷瀑鑑賞できるのが人気の秘密かも知れませんね。とはいえ厳寒期の山に分け入るのですから、それなりの準備や装備が必要なのは云うまでもありません。

気持ちのいい牧場歩き

西蔵王牧場手前の除雪が終わったところに車を置いて、まずは牧場の中を進んでいきます。冬は放牧されていませんので見渡す限り一面の雪野原。気の向くままショートカットしてズンズンと進んでいけるのが気分の良いところですね。

踏み跡もしっかりついています

姥神登山口から大滝コース方面に分かれて歩みを進めていきます。実はこの大滝コースの夏道は荒れているために通行止めになっているのですが、冬は雪の上を進むので滝までのアクセスはそれほど困難ではありません。氷瀑見学は人気のコースですのでよほどの降雪がない限りしっかりと踏み跡が残っています。今日は長靴で登っている方もおられました。

ここまでくればもうひと息

トレースに導かれながら沢沿いを進んでいくと程なく杉林の中に砂防ダムが見えてきます。ここまでくればもうひと頑張りで氷瀑と出会えます。 

遠くに見えてきました

砂防ダムを続けて2つ越えるとその先は沢沿いではなく沢の中をつめていくことになりますが、みんなが歩いた後を歩けば安心して登っていけます。逆にそれ以外を歩くと踏み抜きなど思わぬ落とし穴がありますので注意が必要ですね。
沢を登っていくと遠くに氷瀑が小さく見えてきて、登るにつれてその姿がだんだん大きくなってくるのがわかります。

規模はそれほどではないものの圧倒されます

氷の下に立って上を見上げれば、それはそれは見事な氷柱に誰もが圧倒されること間違いなし。今年の降雪量は平年並みですが、先月末からの大寒波で氷も立派に成長していました。

氷柱の高さはビル3~4階分くらいでしょうか。そばに人がいればその対比でどれほどのスケールかわかりやすいのですが、残念ながら今日は周りに誰もいませんでした。おかげで氷瀑独り占めのラッキータイムを満喫できましたけど。



滝の奥には不動明王の石像が鎮座しておられます。

RELATED

関連記事など