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山の日レポート
通信員レポート
北アルプス「南岳～槍ヶ岳」縦走レポート
2022.09.01
上高地在住のSさんからのレポートです。
◇
8月後半は秋雨前線が停滞し、スッキリと晴れる日がほとんどなく終わってしまいました。そんな中、貴重な２日間の晴れ間を使い、南岳～槍ヶ岳を縦走してきました。
氷河公園の岩稜の斜面を登り、天狗のコルにでたところで霧が晴れ、槍ヶ岳が端正な姿を現す。14:00過ぎ、標高3033mの南岳直下に建つ南岳小屋に到着。すっきりと晴れた空の下に雲海が広がり、雲海に穂高の山々が浮かんでいるよう
天狗のコルにでたところで霧が晴れ、槍ヶ岳が姿を現す
獅子岩展望台からの眺望。雲海に浮かぶ穂高の山々
雲上の絶景ベンチで至福のひとときを過ごしていると、あっという間に夕食の時間に。
3000mに立地する山小屋でありながら、メインメニューはなんとも嬉しい揚げギョウザ。おかわり自由の豚汁にデザートのプチケーキとセルフサービスのコーヒーまで。全ての食事を当たり前のように熱々で提供してくれる心遣いがありがたい。ショウガのきいた豚汁がおいしくて、その日の宿泊者５人全員が３杯ずついただきました。
食事の後は雲海に沈む夕日を堪能。久しぶりの美しい夕日に、山小屋のスタッフさんたちも外に出てきて写真を撮っていました。
標高3000m。雲上の絶景ベンチで過ごす至福の時間
雲海を赤く染めて夕日が沈む
8月29日（月）
Perfect Morningといえる素晴らしい朝。
西の空にビーナスラインが現れ、雲海から太陽が顔をだし、槍ヶ岳と穂高連峰を真っ赤に染め上げました。
雲海から太陽が顔をだす。西の空にはきれいなビーナスラインが現れる
槍ヶ岳に向かって歩きだすと、今度は笠ヶ岳方向にブロッケンが何度も現れる。
槍ヶ岳からの下山途中で、プライベートで登山にきていた山の日アンバサダーでもある俳優の石丸謙二郎さん一行とすれ違う。
８月の終わりになんとも贅沢な２日間を楽しむことができました。
槍ヶ岳と北穂高岳が真っ赤に染まる
稜線を歩きだすと、笠ヶ岳方向に何度もブロッケンが現れる
プライベートで登山にきていた俳優の石丸謙二郎さん一行は、大キレットに向かうとのこと チングルマの果穂は青空と対話しているよう
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