山の日レポート
通信員レポート
第28回写真展「心に映る山々」の作品を振り返って第2回目/全6回
2022.03.19
私達アルパインフォトクラブは公益社団法人日本山岳会の文化活動の一つとして、山岳写真に魅せられた会員達の同好会として平成4年(1992年)に結成し、映像(写真)を通して山岳自然の美しさを知っていただきたく、毎年、写真展「心に映る山々」を開催して参りました。
昨年2021年12月に、第28回写真展を開催しました。
この度、当クラブは「山の日通信員」として作品作りの想いを撮影者から振り返っていきます。国内の写真を6回に分けて隔月でご案内させていただきます。第2回目をご案内しますので、ご覧ください。
北アルプスの遠見尾根に法政大学の山小屋があり、毎年、年始年末に、現役OBが集まり、山に、スキーに、夜は大宴会と楽しんでおります。
晴天の日を狙って撮影しました。御菱(ごりょう)と呼ばれる武田菱が良く写っています。
カメラはゼンザブロニカ使用
立山黒部アルペンルート全面開通の直後、雪景色を撮影すべく室堂に出掛けた。
“雪の大谷”、みくりが池、室堂平などは多くの観光客で賑わっていたが、少し下った天狗平は人けが無い。良好な天気のもと、のんびりと雪面に陣取り北方を狙って長い間待ったが、肝心の剱岳は雲に隠れて頭を出さない。やむなく、上空に現れた雲をアクセントに、広々とした様子を青空と白の対比で表現してみた。
カタクリの花をバックに〔新潟の野に春が咲く〕。こんな素敵な言葉が書かれた小冊誌をJR東日本のどこかの駅で手にいれた。その冊子に誘われたわけではないが、三条市の棚田の一隅に咲くカタクリに誘われて撮影に出向くようになった。
三条市北五百川に咲くカタクリは、白い残雪を頂くたおやかな粟が岳をバックにして桜の花が彩りを添え、その美しい景観はポスターになって、東京の新宿の駅で目にしたことがあり、探していたのはこれだと思った。
4月の撮影は三条と決めて通っていたが、いつも私が思い描くようなカタクリの姿があったわけではない。桜の花、山頂に雪をいただく粟が岳、それと棚田のカタクリの花。この3点セットで作品が出来上がる。
活動は、毎月第2火曜日に日本山岳会本部ルームで月例会を開催、年1回の作品展を開催しています。
地方在住者の方もリモートで参加できます。また、カメラ初心者の方も歓迎しまうので、お気軽にお問合せください。見学だけでもお承りします。
アルパインフォトクラブへのお問い合わせは、こちらからお気軽にお願いします
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