山の日レポート
通信員レポート
第28回写真展「心に映る山々」の作品を振り返って第6回目/全6回(最終回)
2022.11.20
私達アルパインフォトクラブは公益社団法人日本山岳会の文化活動の一つとして、山岳写真に魅せられた会員達の同好会として平成4年(1992年)に結成し、映像(写真)を通して山岳自然の美しさを知っていただきたく、毎年、写真展「心に映る山々」を開催して参りました。
昨年2021年12月に、第28回写真展を開催しました。
この度、当クラブは「山の日通信員」として作品作りの想いを撮影者から振り返っていきます。国内の写真を6回に分けて隔月でご案内させていただきます。最終の第6回目をご案内しますので、ご覧ください。
奥劒(いわゆる裏劔)への道程は長い。別山乗越から標高差1200m下り、仙人新道の急登を500m登り返すと、ようやく池の平小屋にたどり着く。そこから、さらに旧鉱山への道を奥に進み、通行止めになっている山道の末端まで行くと、目の下に小窓雪渓、対岸には剱岳に続く岩壁を望める。10月も初めなのに、そこはもう秋真盛りだった。
尾瀬の魅力って何ですか?と問われたら。広大なエリアに山や沼そして沢山の池塘があり、雪が消える頃には、水芭蕉の花が開花、それを過ぎるとニッコウキスゲなどの花が咲き、秋には草紅葉があります。シーズンを通して楽しませてくれる場所です。
この写真の撮影地点は、尾瀬ヶ原のほぼ中央に位置する中田代辺りです。尾瀬には池塘が、約1800個あるといわれています。池塘を訪れ、それぞれの生態を観察するのはいかがしょうか。
飯豊連峰ののびやかな草紅葉と大日岳の撮影を目指して福島側の登山口の一つ弥平四郎より入山、飯豊本山を経て御西小屋に入る。天気に恵まれた翌日、朝日に映える大日岳はそのピラミダルな山容を際立たせ、ますます色付いた草紅葉に包まれた稜線は大日岳へとつらなっている。飯豊連峰の豪雪を物語る秋までも残る雪田がよいポイントになった。
活動は、毎月第2火曜日に日本山岳会本部ルームで月例会を開催、年1回の作品展を開催しています。
地方在住者の方もリモートで参加できます。また、カメラ初心者の方も歓迎しまうので、お気軽にお問合せください。見学だけでもお承りします。
アルパインフォトクラブへのお問い合わせは、こちらからお気軽にお願いします
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