山の日レポート
通信員レポート
第28回写真展「心に映る山々」の作品を振り返って第5回目/全6回
2022.10.04
私達アルパインフォトクラブは公益社団法人日本山岳会の文化活動の一つとして、山岳写真に魅せられた会員達の同好会として平成4年(1992年)に結成し、映像(写真)を通して山岳自然の美しさを知っていただきたく、毎年、写真展「心に映る山々」を開催して参りました。
昨年2021年12月に、第28回写真展を開催しました。
この度、当クラブは「山の日通信員」として作品作りの想いを撮影者から振り返っていきます。国内の写真を6回に分けて隔月でご案内させていただきます。第5回目をご案内しますので、ご覧ください。
「北穗からキレット側に少し降りかかった地点から滝谷を覗くと、第二尾根の切り立った岸壁が望め高度感を出すためにガスが晴れるのを待って撮影しました。取り付き点から仰ぎ見るより高度感が出たように思います。」
彩り豊かな表情を見せる北海道は秋の魅力いっぱいです。
大雪高原の銀仙台、大雪高原山荘に宿泊。長靴を履き大雪高原の沼巡りは足元も確かに5時間のトレッキングです。
土俵沼→バショウ沼→湯の沼→鴨沼→エゾ沼→式部沼→大学沼の往復は刻々と変わる空模様(雨、霧、霰)に一喜一憂。湖面の映り込みは美しく沼を飾る紅葉の彩りがより自然の美しさを醸し出します。縦走した大雪山系の雄大な山岳風景と共に高原沼の秋の紅葉は北の大地のスケールの大きさを感じました。
前年にテレビで放映された「高原沼の秋もよう」は翌年に実現。秋を満喫したトレッキングとなりました。
長野県から新潟県に跨る妙高戸隠連山国立公園の中の頚城山塊にある日本百名山にも入っている雨飾山(標高1,963.2m)を糸魚川沿いの小谷温泉上部のキャンプ場の傍より撮影しました。
名前の由来はかってはこの山で雨乞いの祈願をしたことからこの名がついたそうです。
「何と言っても紅葉の朝日連峰」と言われたことを覚えている。
山形県と新潟県の遠い登山口、避難小屋泊、下山口への車回送費と、縦走計画は大変だ。
前年は天気不良で計画倒れ、今回も予報が悪く一泊に変更だ。
晴れは一瞬だったが、稜線に続く紅葉は素晴らしかった。
ガスと雨で翌日泣く泣く下山。もう一度行かねばならない。
活動は、毎月第2火曜日に日本山岳会本部ルームで月例会を開催、年1回の作品展を開催しています。
地方在住者の方もリモートで参加できます。また、カメラ初心者の方も歓迎しまうので、お気軽にお問合せください。見学だけでもお承りします。
アルパインフォトクラブへのお問い合わせは、こちらからお気軽にお願いします
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