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山の日レポート

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通信員レポート

高山蝶観察と湯ノ丸山登山 

2021.07.13

山の日通信員
日本山岳会 群馬支部
根井 康雄

小学生から70代まで17人が参加

日本山岳会群馬支部では7月10日(土)、群馬県嬬恋村と長野県にまたがる湯ノ丸高原で高山蝶のミヤマシロチョウを観察し、湯ノ丸山に登る自然観察会を開きました。小学生から70代まで17人が参加し、梅雨の晴れ間の2000m級の山での自然観察と湯ノ丸山への山登りを群馬支部のスタッフと楽しみました。
高山蝶の観察は地元でミヤマシロチョウの保護に取り組む「嬬恋村高山蝶を守る会」の宮崎光男会長に講師をお願いし、ミヤマシロチョウが好むメギの木の周辺で、成虫を発見したり、チョウの生態について学びました。

ミヤマシロチョウを観察する参加者

ミヤマシロチョウがお出迎え

ミヤマシロチョウは群馬県指定天然記念物で、本州中部の高地にだけ生息します。群馬県では、現在は湯ノ丸山の一部でしか見ることはできません。

群馬県ではこの辺りでしか見られないミヤマシロチョウ

高山蝶の観察後は湯ノ丸山へ

観察会のあとは湯ノ丸山(2101m)を登り、一足早い夏山を満喫しました。雲も多めで北アルプスや八ヶ岳の遠望は利きませんでしたが、山頂に立つ頃には雲も切れ、頂上を雲に隠した浅間山や草津白根山、姉妹峰の烏帽子岳などを望むことができました。
日本山岳会群馬支部では昨年も同じ時期に第1回の自然観察会を予定しましたが、雨天のため、今年が初めての開催となりました。

湯ノ丸山頂で「ピース」

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