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山の日レポート

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通信員レポート

「たかはら里山の集い-森を使って、未来へつなぐ」

2025.11.21

全国山の日協議会

くまの木里山応援団 団長の市川貴大さんのレポートです

「たかはら里山の集い」が2025年11月16日(日)、「高原山麓における地域共働事業に関する包括連携協定」の一環で、くまの木里山応援団が整備しているロペ倶楽部の里山を会場に開催され(主催 くまの木里山応援団、ロペ倶楽部、塩谷町、後援 全国山の日協議会・高原山を愛する会)、33名が参加しました。
オープニングとして、コナラの植樹を実施しました。

「高原山麓における地域共働事業に関する包括連携協定」締結式

くまの木里山応援団、ロペ倶楽部、塩谷町、矢板市、株式会社 ジュン、一般社団法人 アップサイクル、HSファーム、やいた里山倶楽部、果樹woodcrafts、増渕商店による「高原山麓における地域共働事業に関する包括連携協定」締結式が行われました。

くまの木里山応援団の市川団長から、2025年9月に「ロペ倶楽部里山保全・再生活動実施計画」が自然共生サイトに認定されたことについて、概説しました。

「高原山麓における地域共働事業に関する包括連携協定」締結式

「森を使って、未来へつなぐ」

神戸市黒田慶子副市長(神戸大学名誉教授)から、「森を使って、未来へつなぐ」ということで、ナラ枯れになってしまうと森林資源価値が大幅に低下するので、ナラ枯れになる前に積極的に伐採し、薪の他に家具やフローリングなどに材料としていくことが望ましいこと、積極的な活動展開をするには目標を明確にすることなどのアドバイスをいただきました。

神戸市黒田慶子副市長(神戸大学名誉教授)

「里山の間伐材をアップサイクルした素材によるものづくり」

アップサイクルの中村真太郎ディレクターから、「里山の間伐材をアップサイクルした素材によるものづくり」ということで、次世代に伝えていくことは大事な視点で、アイディアを出しながら新しいものを共創していく取組を展開している紹介がありました。

アップサイクルの中村真太郎ディレクター

「木製品体験」

木製品体験については、果樹woodcraftsの室井拓也代表が、ロペ倶楽部の里山に生育していたヤマザクラやホオノキの丸太から木製品体験キットを作成し、参加者への体験指導を実施しました。木製時計やフォトフレーム、スマホスピーカーなどの組立をしました。

木製品体験

最後に、果樹woodcraftsの室井拓也代表が作成した木製皿やコップなどを使ったロペ倶楽部の昼食をみんなでいただき、お開きとなりました。
ロペ倶楽部の里山産のヤマザクラとホオノキの皿、コップ、ボウルを昼食に使うことで、木製品を実際に使ってもらう取組をしました。

木製時計やフォトフレームは10分くらいで作れますので、ぜひ来年の参加をお待ちしています。

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