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山の日レポート

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通信員レポート

苗場山登山記 ~魅惑の高層湿原~

2021.06.13

山の日通信員
一般財団法人自然公園財団上高地支部
加藤 銀次郎

松本市在住のMさんからのレポートです。

登山口には登山届の用紙が設置されています。長野県では指定の山岳に登る際は登山届の提出が義務化されています。忘れずに提出したいですね。
登山道に足を踏み入れると、まずブナの大木が出迎えてくれます。コルリのさえずりも間近で聞こえていました。

登山口

緑が眩しいブナの森を行く

個性的な形をしたカバノキやヒノキの大木も登山道沿いに姿を現しました。木々の根元にはイワカガミやミツバオウレン、ショウジョウバカマといった愛らしい花々が春の訪れを告げています。

曲がった幹をもつカバノキ

登山道脇のヒノキの大木

7合目過ぎからはクサリ場が連続していましたが、よく整備されており注意していけば問題ありません。残雪もその辺りからチラホラ現れはじめ、雪渓を横切りながら上を目指します。
樹林帯の急な登山道を抜けると、突然台地上の高層湿原へと景色が一変します。

暗い林内で愛くるしい姿を見せるミツバオウレン

残雪の高層湿原を行く

気持ちの良い木道歩き。雪解けがすすむ湿原の池塘ではカエルの声が響いていました。山頂近くには苗場山頂ヒュッテがあり、宿泊のほかお手洗いを借りることもできます。
雪が多い地域だけに登山道の整備は大変であると推測しますが、お陰様で安全に登ることができました。関係者の皆さまに感謝です。

湿原の中の雪渓を進む

苗場山頂ヒュッテ

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