アンバサダー
エッセイ
山の日に想うこと
2020.08.11
「山の日」が制定されてから丸4年。今年は大分県で第5回「山の日」記念全国大会が予定されていましたが、残念ながらこのコロナ禍で来年へ。山小屋や山頂など、人の集まるところではマスクをつけることが新しい山のスタイルとなり、今までとは全く違った夏を迎えることになりました。私も初めての北海道登山を計画中でしたが、今年はあえなく断念しました。
予定されていた舞台やドラマなども次々に中止になってしまい、今までこんなにゆっくり過ごしたことはありませんでした。心おきなく登山を楽しめたり、観劇したり、みんなで会食できたりした何気ない日常が、いかにかけがえのない大切なものであったのかを改めて気付かせてくれた貴重な充電期間となりました。
しばらく山から離れると、とても山が恋しいです。蝉時雨の中、いつも山に想いを馳せながら日々公園を散歩しています。そして、withコロナ時代に突入した今、新しい山行スタイルやマナーを守りながら、私もそろそろ山に帰ってみようかなと思っています。
新型コロナが終息し、みんなが安心して、一日も早く楽しい山登りができるよう、たくさんの笑顔がまた山に戻ってきますよう心から願っています。
山に親しむ機会を得て、山の恵みに感謝する、この大切な「山の日」を、来年はみんなで温かく迎えられることを祈って。
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