山の日レポート
通信員レポート
「山の恵みの映画たち2024」開催レポート④
2024.12.04
11/22~24開催したミニ映画祭「山の恵みの映画たち2024」の中で、各作品の上映がどのように行われたかについて、上映を担当した実行委員からご報告します。※担当原文引用
2日目に上映した『おばあちゃんの家』は、山の恵みの映画たち初の韓国作品でした。
そして、今回のテーマ『山と人 そこに暮らすこと 生きること』を伝えてくれる作品だったと思います。
7才の都会育ちの孫は、おばあちゃんを労る事など全くせず、観ている私達は心が苦しくなってくるほど。でも、おばあちゃんの小さなしわしわの手、深い眼差し、一途な心が、頑なな子供の心をゆっくり優しく包んでいく様子に、私達は何ものにも代え難い贈り物をもらえた気がします。
上映が終わり、スクリーンから出てくるお客さまの目には涙がいっぱい。皆さん言葉にならない思いが湧き上がっていたようでした。おばあちゃんに会いたくなったり、小さい頃の風景を思い出して下さったり、ひとり車の中で涙した方も。
皆さんからいただいた感想に私の涙腺も崩壊してしまい、本当にこの作品を上映できた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんの中にもきっと大切にしたい眼差しがあると思います。そして、皆さんの眼差しも、誰かにとって大切なものです。『山の恵みの映画たち』は、私達実行委員にとっても、素晴らしい映画と新しい出会いの場でした。
ご来場下さった皆様はじめ、フォーラム様、広報にご協力いただいた皆様、クラファン応援して下さった皆様など沢山の方のお陰です。本当にありがとうございました。
今回は、山の恵みの映画たちを立ち上げた髙橋卓也さんがいない映画祭となりましたが、きっと一緒に上映を見守ってくださっていたと思います。
あの優しい眼差しで。(茂木)
「山の恵みの映画たち」が始まったのは2014年。ちょっと不思議なこのタイトルを付けたのが立ち上げ人の故髙橋卓也さんです。
自分は「山の映画祭」という凡庸なネーミングを提案したのですが、一言でダメ出し。その場で髙橋卓也さん提案の「山の恵みの映画たち」に決定した、という経過です。その意味するところは、まさに書かれている通りです。(山の恵みの映画たち2024 代表浦山)
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