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山の日レポート

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通信員レポート

【連載①】日々のあちこちにある「山や自然とのつながり」

2025.08.18

全国山の日協議会

松本大学図書館長 松本大学総合経営学部長 教授 清水聡子さんの連載です

5月24日松本大学「信州山学マイスター養成プログラム」のキックオフ講演会が開催されました。
松本大学図書館長であり、総合経営学部長の清水聡子さんより、日々のあちこちにある「山や自然とのつながり」を、連載という形でご寄稿をいただくことになりましたのでご紹介させていただきます。

出所:清水聡子撮影(20250718)

絵本『少年とクスノキ』(文・東野圭吾 絵・よしだるみ)を読んで考えたこと  2025年5月10日出版、株式会社実業之日本社

『少年とクスノキ』という絵本が2025年5月に発売されました。絵本の帯には「僕の未来を見せてほしいんです」という少年の言葉とともに、東野圭吾氏の「ふと思いついた物語に素敵な絵をつけていただきました。主人公はあなたかもしれません。楽しんでいただけたなら幸いです。」というメッセージが添えられています。
公益財団法人全国山の日協議会のホームページをご覧の皆さまはすでにご存じだと思われますが、東野圭吾氏は2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞したベストセラー作家です。またスノーボードの愛好者であり、ゲレンデを舞台にした作品として『白銀ジャック』『疾風ロンド』『恋のゴンドラ』『雪煙チェイス』があります。
今回の絵本は、少年が「未来を見せてくれるというクスノキの女神に会いに行く」物語です。日本には、太陽や月、山、海、風、木など、自然物や自然現象をつかさどる神々、衣食住など身の回りの神々、学問や商売など、世の中に存在するすべてのものに神が宿っている八百万の神という考え方があり、神々は全国各地で祀られております。また花鳥風月を愛でる文化があります。
自然災害の多い日本、将来への不安がある中で、私たちはどのように生きていくべきでしょう。正しい情報を収集し、学び、理解し、対策を講じていく必要があります。と同時に、四季折々の自然を楽しみ、慈しむことで、豊かで幸せな生活を過ごすことができるのではないでしょうか。大好きな山や雪について、そして日本の山の将来について、ご一緒に考えることができれば嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

松本大学図書館長 松本大学総合経営学部長 教授 清水聡子
日本スキー学会評議員 

出所:映画 疾風ロンド 野沢温泉スキー場ロケーションMAP https://www.j-n.co.jp/yukiyamamatsuri/nozawa.html(閲覧日:20250525)

出所:野沢温泉スキー場提供

出所:清水聡子撮影(野沢温泉スキー場:新長坂ゴンドラリフト20250420)

出所:清水聡子撮影(白馬八方尾根スキー場 20240324)

松本大学図書館長 松本大学総合経営学部長 教授 清水聡子さん

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