山の日イベント
「山の日」全国大会
関東森林管理局 東京神奈川森林管理署の取組をご紹介します
2024.05.17
東京神奈川森林管理署は、離島を含む東京都内約1,500haと神奈川県内約9,000haの計10,500haの国有林と官行造林地約956haを管理しています。
これらの国有林は、その殆どが主要河川の水源に位置し、水源かん養保安林に指定されるとともに、自然公園等にも指定されおり、レクリエーションの森として多くの市民に親しまれています。
これらの森林の持つ公益的機能を適切に発揮させるため、森林の整備(花粉症対策含む)や山地災害の防止等に取組んでいます。
日本の山間部は、険しい山が続く複雑な地形をしており、そこを流れる河川は幅が狭く、急流が多い特徴があります。
また、梅雨前線や台風などによる集中豪雨に加え、環太平洋地震地帯の中に位置するため地震や火山活動が活発な国でもあり、山崩れや土石流、地すべり、雪崩などの山地災害の危険を常に抱えています。これらの災害を未然に防止するため、また、発生した山崩れ等の拡大防止や復旧を目的として、東京神奈川森林管理署では、保安林の整備や荒廃地の復旧工事などの治山事業を行っています。
三宅島の国有林では火山の噴火による火山ガスの影響で海岸のクロマツが枯死してしまったことから、海岸防災林機能を維持増進するためクロマツ林の回復にむけた植栽や保育作業に取組んでいます。
三池地区(三池浜)は、かつて住居や民宿等の宅地と海の間には海岸防災林としてマツ林が広がっていました①が、平成12年の噴火による火山ガスの影響でマツ林が枯死。新たに防風柵の設置とマツの植栽を実施②し、現在は10m近くまで成長し防災林機能を取戻しつつあります③。
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