山の日レポート
通信員レポート
ただいまの後にもう一度楽しい山の絵日記
2022.11.28
M山の会のshouheiさんから、ぐんま近郊の山や自然がとても楽しくユニークに表現された山の絵日記をお届けいただきましたのでご紹介します。
群馬生まれでいつも身近に山があったので、いつから山登りを始めたのか訊かれてもはっきりしません。
ただ、ワンダーフォーゲル部や山岳会などとは全く無縁で自己流一辺倒だったので、単独の沢登りなどには限界を感じていました。そこで還暦を前にして思い切って、M山の会のお世話になることにしたのです。
この日は伽藍の遡上に誘ってもらいました。子供の時から遊んできた赤城山にこんな楽しいところがあったんだと初めて知りました。ちょうど下界は40℃の猛暑だったのに、谷の底は歯の根も合わぬ程の寒さ、震えが止まりません。みんなで力を合わせて登り切ることができました。
フリーの皆さん、来年の「山の日」に備えて山岳会を検討してみてはいかがですか?きっと世界が広がりますよ。
昼頃から雷雨になるとの予報で、集合時間を早めたり時間短縮のためエコバスを使ったりと少し慌ただしい山行となりました。
この季節としてはヌメリが強く、私を含め何人かがスッテンコロリン!
Nさんの奥様に対する気遣いはいつも感心しますが、この日も滑らないように入念なサポートを怠りません(私も見習わないと・・・)
絵では、雷様を起こさないようにリーダーKさんの指示の基、みんな抜き足差し足での遡行。Nさんは奥様のお臍を取られないよう、優しい眼差しで見守っています。
青空を映したスッカンブルーは一見の価値ありなのだとか・・・残念ながらこの日は曇天でしたが、なかなかなものでしたよ。
また、「酢辛い水」が名前の由来だそうですが、滝壺や淵で味見!したところ悪くない印象でした。
終了点の滝壺でスッカンブルーとの別れが名残惜しく一同しばらく眺めていたら、そこは遊歩道からの撮影ポイントだったようで、振り返ると観光の方々の視線が冷たく注がれていました。
お世話になっている山の会に少しでも恩返しをと思い、この日は谷川岳のガイドツアーを手伝わせてもらいました。救助隊員でもあるNさんと一緒なので、私のような者でも安心です。
新型コロナの影響で、お客さんのキャンセルが相次ぎ、なんとガイド四人にお客さん四人のマンツーマンになってしまいました。
むしむしした天候にも拘わらず皆さん健脚で順調に来ましたが、トマの耳の直前で一人足がつってしまい歩行困難に!やっと出番が回ってきました。OS-1が良かったのか、芍薬甘草湯が効いたのか、はたまた私の怪しいマッサージのお陰か、なんとかオキの耳にも登頂でき、無事下山することができました。
絵の中の私は、マッサージどころか四の字固めをかけてしまっています。
山の会のTさんとY子ちゃんが泊まりの山行計画を立て、私を誘ってくれました。仕事の都合でなかなか二日続けて休みが取れないのですごく楽しみにしていたのですが、ここで私の雨男パワーが炸裂してしまい、敢えなく中止。
我が家でのその晩は、特に蒸し暑く、蚊に悩まされながら、悪夢にうなされ続けたのでした。
「山の日」は毎回全国的に「晴れ」といきたいものですね。
M山の会のshouheiさんプロフィール:「築30余年のおんぼろ病院に勤務するポンコツ外科医」とのことです。
つづきもお楽しみに。
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