山の日レポート
山の日草の根運動
里山とキノコと子どもたち
2021.11.18
私は中国山地の麓の山里(広島県安芸高田市吉田町)と街(広島市中区)を行き来しながら暮らしています。
2年ほど前より安芸高田市の里山をフィールドに20人の仲間と『木の子倶楽部』というチームをつくり活動をしています。すぐそばの里山の資源(樹木、風土等)を暮らしの一部として、有効に活用できる仕組みを実践しながらつくることが目的です。やりながら、次の世代や仲間に手渡していきたいと、活動期間も10年間と決めています。
活動の柱のひとつがキノコの原木栽培です。
荒れ始めた里山の徐・間伐を通じて山をきれいにし、キノコをつくり、味わい、地元の産直市で少しの販売もするという、緩やかにつながりながら持続可能な仕組みを作ろうとしています。
栽培しているキノコは舞茸、タモギ茸、エノキ茸、ヒラ茸、ナメコ、椎茸などあせて9種類です。
将来にわたり里山と共に暮らしていくためには、子どもたちに五感で感じてもらうことが大切です。なので、原木への菌打ち、榾木の伏せこみ作業、収穫には子どもたちも参加します。自分たちが打ち込んだ榾木にキノコが生えそれを収穫するのは喜びです。
キノコ、木の子。
子どもたちも私たちも里山と共に育つ木の子どものように・・・。
倶楽部の名前には、こんな想いも込められています。
子どもたちが植菌したコナラから椎茸がこんなに生えました。
子どもたちも榾木づくりに参加。
里山へ、子どもたちと一緒に榾木の伏せこみ作業。
舞茸の榾木を伏せているところです。
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