閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

山の日レポート

山の日レポート

山の日草の根運動

弥彦・国上エリアの持続可能な利用を促進するプロジェクト

2021.09.03

全国山の日協議会

1.事業の目的及び内容

本会会員、日本山岳会越後支部長桐生恒治様より、「弥彦・国上エリアの持続可能な利用を促進するプロジェクト」事業について投稿をいただきましたので紹介します。


はじめに
「弥彦・国上エリアの持続可能な利用を促進するプロジェクト」事業の目的及び内容
弥彦山や国上山のエリアは、登山道や散策ルートが整備されており、春の山野草、秋の紅葉鑑賞、ハイキングやトレッキングなどに幅広い年齢の方が訪れ、新潟県央地域の観光資源として地域経済にも大きく貢献しています。(弥彦山登山者:年間12万人、ロープウェイ:約38万人)
しかし、冬期の強風雪や夏季の猛暑など、当該地域の厳しい気候に加え、登山者の増加等により、登山道・トレッキングコースの指導標や休息地の植生などの損傷が激しく、利用者の安全性や快適性を損なう恐れがあり、早急に指導標の設置・修繕や植栽等の回復に取り組む必要があります。これまで、弥彦山塊の登山道の整備は、主に当地を管理する自治体の許可を得た地元の山岳会等のメンバーがボランティア的に担ってきたところですが、そのメンバーの高齢化も進み、広範囲に設置された登山道や休息地の状況を隅無く把握することが難しくなっており、このままでは、優れた自然の風景地や植生の保護、自然公園の適正な利用を継続できなくなることが危惧されています。そのため、本プロジェクトでは当会越後支部を中心に、地元山岳会及び観光協会等の連携により、弥彦・国上エリアで開催される登山やトレッキング等のイベントを活用し、自然環境の保全や植生の保護に取り組む必要性を啓発し、この地を利用する人々から環境整備等の活動への参加を促し、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の保護、経営ならびに土地の劣化の防止・回復及び生物多様性の損失を止めることを目指すこととする。

プロジェクトへの参加者

2.参加団体

公益社団法人 日本山岳会越後支部、三条地域振興局企画振興部、弥彦山岳会、燕山岳会、越後吉田山岳会、里山仕事隊、里山花とみどりの会(弥彦山山小屋)、弥彦神社、NPO法人エコロジーネットワーク、一般社団法人 燕市観光協会、燕市 産業振興部 観光振興課、燕市 産業振興部 農政課、一般社団法人 弥彦観光協会、弥彦村 観光商工課

3.第1回目(7/25) 実施報告

・実施日  令和3年7月25日(日) 7時30分~10時30分
・ボランティア募集案内チラシ~別紙添付
 表参道土砂崩れによりルート変更案内チラシ・・別紙添付
・場 所  1班:大平園地登り口~弥彦山奥の院休憩地、一部、八枚沢ルート
       2班:大平園地登り口~大平園地及び周辺
・参加者  プロジェクトメンバー、山岳団体関係者及び一般者含め
       200円徴収者(45名) 当日参加者(2名)・・総参加数 47名

朝 礼

4.活動報告・画像

連日の猛暑であり、熱中症予防のため本日の登山道、遊歩道の草刈り、清掃活動は10時30分を目途に終了予定で実施した。
この度の活動は2班に分かれ、1班は大平園地登り口から弥彦山奥の院、(一部、八枚沢ルート含む)、2班は大平園地登り口駐車場周辺の草刈りと特に駐車場に散乱している「たばこ」の吸い殻、花火などのゴミ拾い、大平園地への階段両脇と園地周りの草刈りを実施した。
今回の活動は暑くなることが予想されることから、スタッフ10名は7時30分に大平園地登り口に集合し今日の活動予定と作業について説明し、各自の任務について徹底した。また、今回の各団体からの参加者、ボランティアの募集については30名を計画したが、総勢47名と大勢の方々から協力を頂くことができた。遠方の方は柏崎市、長岡市、見附市、新潟市から早朝に家を出て駆けつけて頂いた。 
8時朝礼、大勢の方から参加いただいたことについて日本山岳会越後支部長 桐生恒治から清掃活動参加への感謝の気持ちを伝え、山行委員長 渡辺茂から本日の作業計画について説明し、熱中症予防のため水分補給や草刈り機による怪我に注意するようお願いした後、1班リーダー渡辺茂、2班リーダー佐藤博の各班に分かれ作業内容を説明し作業を開始した。

奥の院階段両脇にはみ出た草、枝  

花は切らないようマーキング設置

弥彦山山頂の休憩地

大平園地への階段両脇の草刈り 

草刈りと清掃終了 今日は小さなゴミが多かった

RELATED

関連記事など