山の日レポート
山の日草の根運動
大分県立玖珠美山高校による登山道整備活動を紹介します
2021.08.21
第5回「山の日」記念全国大会の記念式典のメインアトラクションに、大分県立玖珠美山高校地域産業科の3年生による「登山道整備」の【活動報告】のパートがありました。
高校生のこの活動に掛ける想いをご紹介します。
大分県立玖珠美山高校では毎年、地域産業科の3年生がくじゅう連山の登山道整備を行っています。
訪れた方々が安全に登山を楽しめるように、また、地元ふるさとの山々を自分たちの手で守りたいという思いをこめて、彼ら彼女らはこの活動を続けています。
この活動は、玖珠美山高校の前身・玖珠農業高校時代から継続して実施されている環境保全活動です。
当初はミヤマキリシマの保護活動や外来植物であるオオハンゴウソウの分布調査が目的でした。
近年は豪雨災害によって登山道の被害が頻発するようになり、寝食された登山道を修復する作業に取り組んでいます。
「豪雨で浸食された登山道は、板を置いたり、杭を打ち込んだりして整備をします。板や杭などの木材は重たいですが、自分たちで手分けして担ぎ、運びあげます。」
「生徒の中には山登りの経験がなく不安を感じている生徒もいますが、登山する人たちのために頑張っています。」
「今年は10月か11月に地域産業科3年生20人ほどの生徒が登山道整備を実施する予定です。関係団体の方々と連携して登山道整備を行います。」
豊かな自然を引き継いでいく原動力。
それはそこに住まう人々の郷土愛なのですね。
高校生によるこうした地道な活動に感謝したいと思います。
玖珠美山高校のみんな、ありがとうございます。
これからも気をつけて整備活動を続けてください。
RELATED
関連記事など