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山の日レポート

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通信員レポート

「穂高岳」夏本番 ~ライチョウが迎えてくれる山~

2021.07.28

山の日通信員
一般財団法人自然公園財団上高地支部
加藤 銀次郎

上高地在住のSさんからの登山レポートです。
(ここから)
梅雨明けの晴天を狙い、前穂高岳~奥穂高岳を縦走してきました。
7月19日、晴れの予報だったにもかかわらず、紀美子平に到着する頃にはガスに覆われてしまいました。眺望が期待できないのと、前日夕方、ひどい雷雨になったことが頭をよぎり、前穂高岳はスルーし宿泊予定の穂高岳山荘へと急ぎ歩を進める。

奥穂高岳山頂直下、ガスの中から現れたのはライチョウ親子。生まれて数日のかわいい雛が6羽。奔放に歩き回る雛たちに「クゥクゥ」という鳴き声で迷子にならないように呼んでいました。みんな立派に育ってほしいですね。

雷鳥の親子

ジャンダルムを仰ぎ見るかのようなライチョウ

翌日は予報通りの快晴。
常念岳から登るご来光「ダイヤモンド常念」が雪渓を真っ赤に染める幻想的な景色を拝んでから穂高岳山荘を出発。

ダイヤモンド常念

前日はガスに覆われて見ることができなかった眺望を堪能することができました。

奥穂から笠ヶ岳方面の眺望

前穂高岳から槍ヶ岳方面を臨む

今年は「コバイケイソウの当たり年」ときいていましたが、重太郎新道・カモシカの立場の上部で群生が見られました。

カモシカの立場上部 <コバイケイソウの群落>

梅雨があけて連休が始まる前の平日、素晴らしい2021年夏山のスタートをきることができました。

岳沢のお花畑 <クルマユリのオレンジが緑の登山道に彩を添える>

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