閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

山の日レポート

山の日レポート

通信員レポート

雨の贈りもの(2) ~水を弾く植物~

2021.07.08

山の日通信員
一般財団法人自然公園財団上高地支部
加藤 銀次郎

全国では災害を引き起こすような強い雨に苦しむ地域もあり、“雨の恵み”とは軽々に語れない面もありますが、雨のなかでも宝石を見つけたときのようにキラッと心躍る瞬間があります。
前回に続き、そんな素敵な情報が上高地ビジターセンターの前田篤史さんから届きましたので紹介します。

雨上がりの植物を楽しむのが、最近の私の楽しみになっています。
植物の葉には水を弾くものがいくつかあり、葉の汚れを洗い流すなどの効果を持つものもあります。上高地で見られる水を弾く植物をご紹介します。

アマドコロ(キジカクシ科)

イヌコリヤナギ(ヤナギ科)

イヌコリヤナギ(ヤナギ科)

カツラ(カツラ科)

カラマツソウ(キンポウゲ科)

カラマツソウ(キンポウゲ科)

シナノオトギリ(オトギリソウ科)

上高地では、イヌコリヤナギとカラマツソウが水を弾く最強コンビのようです。
葉上で水玉が楽しそうに遊んでいるみたい。
皆さんも雨上がりの植物を観察してみては、いかがですか。
(ここまで)

植物の葉って凄いですね! 空気は通して、水だけ弾く、しかも表面の汚れまで洗い流す。植物の「ゴアテックス」と呼んでいる人もいます。

ホタルサイコ(セリ科)

RELATED

関連記事など