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山の日レポート

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通信員レポート

白馬山麓 ~姫川源流の探索~

2021.06.12

山の日通信員
日本山岳会
前田 文彦

姫川源流自然探勝園

白馬山塊の東山麓を日本海に向かって流れる姫川。この姫川に沿って糸魚川から安曇野へと塩の道が通っていました。その源流は白馬村の南端、佐野坂にあります。6月上旬、長野県自然環境保全地域に指定されている探勝園に出かけてきました。天気も良く周りの緑に囲まれ、気持ち良く散策を楽しむことができました。なお、探勝園には駐車スペースはありませんので、国道沿いの白馬さのさかスキー場駐車場に車を止めることになります。

湧き出て流れ始める姫川の源流です。

ここから北を眺めると四ヶ庄の盆地。日本海まで60km。

朱鷺がいた親海湿原とドウガク山

源流から一段上がったところに親海湿原、その東側に小高いドウガク山があります。

木々が茂っているドウガク山頂

「ドウ」は朱鷺、ドウガクは「朱鷺が巣」だそうです。

木々に囲まれた親海湿原。花も咲いています。確かに朱鷺がいても不思議ない感じです。

荒神社

木々の中に1300年にこの地に勧祀した神社があります。社殿は1556年に再興され、1853年に改築され、歴史の重みを感じます。

昔から塩の道を行き交う人々の助けになった姫川の原流域。
この地に再び朱鷺が舞う時があることを期待します。

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