山の日レポート
通信員レポート
第1回「樹氷復活県民会議」自然再生協議会ワーキングチーム会議を開催しました!
2025.08.01
令和7年7月16日(水)、蔵王温泉スキー場「レストランとどまつ」において第1回「樹氷復活県民会議」自然再生協議会ワーキングチーム会議を開催しました。
―自然再生協議会とは―
樹氷復活県民会議は、今年度から自然再生推進法に定める自然再生協議会の役割を担います。
この自然再生協議会では、蔵王のオオシラビソ林再生に関心や関わりがある人たちが集まって、蔵王の将来の姿について話し合います。
みんなで意見をまとめて、長期的な大きな計画(自然再生全体構想)を作ったり、実際にオオシラビソ林を再生させるための具体的な計画(自然再生事業実施計画)の案について話し合ったりします。
山形県は、令和9年度からオオシラビソ林再生事業を始めることを予定しており、その準備として、今年度は大きな計画の基本の部分(目標など)について話し合います。
第1回目のワーキングチーム会議では、オオシラビソ林の現状の確認や、これまでの活動を共有するために、蔵王山頂付近で、オオシラビソの枯損の状況と移植試験地を視察しました。
出席者は辺り一面の枯れたオオシラビソを見て、オオシラビソ林が危機的な状況にあることについて、同じ認識を持ちました。
枯れたオオシラビソ林は、何度見ても衝撃的な光景です
移植試験地の稚樹は少しずつ成長しています
有識者、地元関係団体、地域住民、行政機関から20名以上のワーキングチーム構成員が出席し、一人ひとりからオオシラビソ林再生への熱い思いが語られました。
オオシラビソ林を再生させたい思いは皆同じです
会議では、ワーキングチームのリーダーに東北農林専門職大学の大久保達弘教授、副リーダーに山形大学の柳澤文孝教授が選ばれました。
その後はリーダーの大久保教授を座長に、ワーキングチームが取り組む事項とスケジュールなどについて会議が進められました。
今年度は4回のワーキングチーム会議が予定されており、次回は10月の予定です。
成木まで50年以上ともいわれるオオシラビソ。2万3,000本もの枯損したオオシラビソ林を再生し、樹氷の復活を成し遂げるには、次世代を担う子どもたちに継承しながら、取組みを継続していく必要があります。
この度、ガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税を活用し、皆様からのご支援を募集しています。皆様からのご寄附は、子どもたちと一緒に行う再生活動に活用させていただきます。
ふるさと納税「蔵王の樹氷を守りたい!オオシラビソ林育成プロジェクト」
県外在住の方へは、ふるさと納税の返礼品として、次の3つを準備いたしました。返礼品で山形県へおいでいただき、蔵王エリアなど本県での観光をお楽しみください。
〇やまがた女将会の宿で利用できる宿泊補助券
〇里山で楽しむ、頑張らないウォーキング!(クアオルト健康ウォーキング)
〇樹氷☆霧氷を楽しみながらのかんじきスノートレッキング
▼寄附はこちらから
ふるさと納税「蔵王の樹氷を守りたい!オオシラビソ林育成プロジェクト」
RELATED
関連記事など