閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

アンバサダー

アンバサダー

エッセイ

コロナ時代の山登り ~空を見上げよう~

2020.10.11

山の日アンバサダー
山岳気象予報士
猪熊隆之

新型コロナウィルス感染症の広がりにより、地元の山に目を向けるようになりました。そこで改めて感じたのは、私は霧ヶ峰の自然が大好きだということ。鮮やかな緑色の草原。そしてどこまでも広がる青い空、ぽっかりと浮かぶ雲。まさに“地上の楽園”そんな言葉がぴったりと当てはまります。
今、“空の百名山プロジェクト”を行っています。山で見る空は、宇宙を感じさせるような濃い青色です。そして朝焼けや夕焼けの美しさは、とても言葉では言い表せません。移り変わる空の色を見ていると、心がスカっとして小さな悩みなど吹き飛んでしまいます。また、雲の演出は、山の風景になくてはならないもの。ときには眼下に雲海が広がり、ときには踊っているかのように、山の周囲を駆け巡る・・・。雲は見えない空気の気持ちを語ってくれています。雲の動きから空気の気持ちが読めたら楽しいです!また、雲や風の変化が、天候の急変を事前に教えてくれます。安全登山にも役立つのです。これからは、山で空を見上げてみましょう!きっと、これまでとは違う世界が広がっているはずです。
空の百名山 http://sora100.net/

RELATED

関連記事など