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山の日イベント

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全国「山の日」フォーラム

「山の日」フォーラム2025ぐんま 〜山と健康〜 実施リポート

2025.10.22

全国山の日協議会

山と健康の相関関係ってあるのかな? みんなで考えましょう! 第2弾

国民の祝日「山の日」の趣旨は「山に親しむ機会を得て 山の恩恵に感謝する」です。
この趣旨をより多くの皆さんにご理解いただくため、当会では2015年から全国「山の日」フォーラムを継続開催し、山と自然と人間の課題を議論する場を設け、生活の様々なシーンに「山に親しむ機会」と「その恩恵」があることを思い起こす機会として、「健康・教育・防災・環境・経済・文化・信仰」などの中から「健康」にフォーカスしたフォーラムを、10月13日の栃木県塩谷町での開催。
その第2弾として、群馬県高崎市で開催されている「ぐんま山フェスタ」のセミナー会場のプログラムとして、10月19日に高崎市のビエント高崎エキサイトホールで開催しました。

まずは今年のぐんま山フェスタのご紹介

2013年から毎年継続開催されている「ぐんま山フェスタ」。
一昨年からはアミノバイタルを製造する味の素株式会社がメインパートナーとして協力してくださり、なんと今年は10/18-19の2日間で7000人の来場者をお迎えして開催されました。
屋内のブースには群馬県内の山域を観光対象としてアピールする自治体、輸送、アウトドア用品の企業などが出展、アウトドアや木材に親しむきっかけとなる工作・体験コーナーもあり、また屋外の芝生広場ではクライミングとスラック・ラインの体験コーナーが展開されました。

10/18(土)には、山の日アンバサダーのかほさんのステージが午前1回、午後1回、たくさんの方々かほさんのトークに集まり、登山YouTuberとしての活躍のきっかけとなったAD時代のお話、昨今のYouTuberとしての大活躍や、さらにヒマラヤ8000m峰のマナスル登山のお話などなど、そのあとには写真撮影も行われました。

会場入口には、美しい稜線が魅力の群馬県境の山々のイラストシート

アミノバイタルの賑々しいブース



会場には群馬の山々に係わる関係者が出展していました

屋外の芝生広場でのアクティビティは、クライミングとスラックライン

トークショーのあと、かほちゃん@山の日アンバサダーが山の日ブースに立ち寄ってくれました



そして10/19、ぐんま山フェスタの公式プログラム 山の日フォーラム2025ぐんま〜山と健康〜

私たちが企画した「山の日フォーラム2025ぐんま〜山と健康〜」は、10/19(日)14:30から、3階のセミナー会場で開催されました。

講師は、運動生理学者、元鹿屋体育大学の山本正嘉先生。
講義の概要はつぎのようなものでした。

・山登りはたとえばウォーキングに比べると1回の負荷が大きい ←ということは、忙しい人に向いているとも言える

でも、

・負荷が大きいがゆえに、その結果が健康・不健康のどちらにも振れやすい

そこで、
地域の山岳スポーツ団体に協力してもらい減量への検証を実験してみたら、

・軽登山は生活習慣病への抑制効果があることがわかった

なるほど、
では、
より健康的に山登りを行うためにはどうずればいいのか?

<3つのポイント>
1)山ではゆぅ〜っくり歩こう、とにかく「ゆぅ〜くり」を心掛ける!
2)月に1回ドカンと山登りするの不健康! ←トレーニング不足の人が突然フルマラソンを走るようなもの
3)日常生活でも筋力強化を意識して暮らしましょう! ←若返り効果もあり!

ということで、「エクスハイク」を紹介!
※エクスハイクはYoutubeで配信されています。
Easy、Basic,Hardの3つがありますので、まずはEasyから始めてみてくださいね。

といった内容でした。


末永く山を楽しむ術や、健康も「山に親しむことの恩恵」のひとつであることなど、短い時間ではありましたが中身の濃い講義でした。

講義中の山本正嘉さん エクスハイクを紹介



さらに、クロストークでは山本先生のほか、日本山岳会の根井さん、当会理事長の梶正彦も登壇し、山が提供する健康の心身両面での恩恵についてそれぞれの思いを語りました。

15:30からのクロストーク



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