山の日レポート
通信員レポート
令和7年度の活動スタート!樹氷復活県民会議
2025.06.19
世界的にも希少で貴重な自然景観「蔵王の樹氷」。幻想的で雄大な樹氷原が広がる冬には、国内はもとより海外からも多くのスキーヤー・観光客が訪れています。
山形県が世界に誇る樹氷が危機にあることはご存じでしょうか。
樹氷のできる針葉樹:オオシラビソが、虫害による枯損が発生し、10年ほど経過いたしました。被害発生から時間が経過していくなか、枝や幹が折れるなどし、樹氷の形成が危ぶまれています。 山形県では、令和4年度に「樹氷復活県民会議」 を設立し、蔵王のオオシラビソ林の再生、樹氷の復活に向け取り組んでいます。6月16日(月)、樹氷復活県民会議で育苗等の技術検討を行うワーキングチームメンバー約20名が、県のほ場へ2,400粒の種まきを行いました。
蔵王地域にあるオオシラビソからとった種を、蔵王地域で種をまき、育てていきます。成木まで50年ともいわれとても息の長い取組みとなる、大事な一歩となります。
成長を願いながら丁寧に種をまいていきます
ネズミ防除の金網をかけて作業完了
令和4年山形県を会場に開催の『第6回「山の日」全国大会』のテーマ「山を想い、山を愛し、山と生きる。~樹氷輝く蔵王のやまがたから、未来へ~」。
樹氷復活県民会議はこの全国大会を契機とし設立し、次世代へ蔵王の樹氷を受け渡すべく、取り組んでいます。
今年度の活動は、種まきからスタートいたしました。今後も蔵王現地での再生に向けた活動を予定しております。通信員レポートにてお知らせいたしますので、ぜひご覧ください。
山形県では、樹氷の現状をご心配、そして取組みに賛同いただく企業からのふるさと納税を募集しています。
皆様の樹氷復活への想いを、蔵王の現地活動に活かし、樹氷復活に向け、息の長い取組みを継続して取り組んでまいります。
企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)
また、樹氷復活サポーターへの登録も随時お受けしております。
樹氷復活サポーターとは、樹氷復活県民会議の趣旨に賛同し、オオシラビソ林再生・樹氷復活のための活動に自ら取組み、または取組みを支援する企業・団体をサポーターとして登録する制度です。
こちらの登録もぜひご検討ください!!
樹氷復活サポーターの案内
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