山の日レポート
通信員レポート
高原山開き2024、そして高原山頂サミットが開催されました!
2024.05.26
新緑が目に染みる季節、
多くの山々で山開きの行事が行われていますね。
栃木県の高原山では毎年第4の日曜日に山開き行事が開催されています。
一旦は中断されたこの山開き行事ですが、
関係者のご尽力により復活し、
今年は復活後の念願ととされた高原山の麓の自治体、
塩谷町、日光市、矢板市、那須塩原市の皆さんが参集され、
新たな歴史が刻まれた記念すべき催事となりました。
高原山は栃木県の塩谷町と日光市の境にあり、その麓の矢板市をはじめ、那須塩原市、喜連川町(現在はさくら市)などの県北部から雄大な山容を眺めることができます。これら市町の多くの小学校の校歌にも唱われている郷土の山として知られています。
今年は、早朝から塩谷コース(塩谷町)、藤原コース(日光市)、矢板コース(矢板市)のそれぞれの登山口から、一般の登山者を含め100名を超える登山者が山頂を目指しました。
主催者の高原山を愛する会の会長を務める塩谷町の見形町長、矢板市の森島市町、日光市の粉川市長、そして那須塩原市の渡辺市長、さらに日光森林管理署の中村署長、塩那森林管理署の伊藤署長らが山頂に参集され、ご挨拶されました。
その後、全国山の日協議会の梶理事長による「高原山宣言」が読み上げられました。
の齋藤市長が、さらに今年からは日光市の粉川市長も参加され、10時過ぎに山頂に到着。
登山道にはヤマツツジ(朱色)、シロヤシロ(別名ゴヨウツツジ)、ミツバツツジ(薄紫色)が最盛期を迎え、遠くに男体山、さらにはまだ雪を纏った会津駒ケ岳も遠望できました。
11:30から山頂で行われた山開きセレモニーでは、高原山を愛する会の市川さんの進行で、塩谷町の見形町長、矢板市の齋藤市長、日光市の粉川市長の挨拶があり、続いて抽選会も開催され、参加者の皆さんとともに、今シーズンの幕開けを祝い、山の安全を願いました。
下山後は参加者に配られた地域通貨で、バリアフリー鉄道農園「風だより」さんが用意してくださった新鮮で濃厚なミルク、ババロアとコーヒーゼリーをいただきました。
こうしてこの高原山を愛してやまない人たちによって、これからも高原山が美しくあり続け、そして郷土の山として幾世代に渡って愛され続けることを願います。
文・写真撮影投稿:手塚友恵(全国山の日協議会事務局長)
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