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山の日レポート

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通信員レポート

第1回 JAPAN TRAIL FORUM 開催

2023.11.22

全国山の日協議会

日本が見えてくる=Hiking Nippon

日本列島の沖縄県辺戸岬から北海道の知床までの山間部を通る「山旅の道」、およそ1万キロメートルがJAPAN TRAIL。
そのコンセプトは、亜熱帯から亜寒帯まで続く国土の多様な自然と歴史・文化を体感し、
ロングトレイルの一端に立てば「日本が見えてくる=Hiking Nippon」です。
こうしたJAPAN TRAILを未来へ続く道として広く内外に発信し、
多くの人々に共感いただくことを目的に、
11月21日(火)、東京池袋のサンシャインシティで、第1回 JAPAN TRAIL FORUMが開催されました。

フォーラムは、300席のホールでの趣旨説明、ロングトレイルの概説、そして有識者による講演やトークセッションで構成され、多数の報道機関による映像取材のもと、
このフォーラムを共催した安藤スポーツ・食分化振興財団の安藤宏基理事長による挨拶(開催趣旨の説明)ののち、
宇宙飛行士の野口聡一さんによる特別講演「宇宙から見た日本の山と川」、
続いて主催者の日本ロングトレイル協会代表理事の中村達さんによる講演「JAPAN TRAILから見える風景」、
と続きます。

安藤さんからは、
このロングトレイル構想に関与することになった想い、そしてこのフォーラムに期待することなどのお話がありました。

野口さんからは、
宇宙ステーションでラーメンを食べるために安藤百福さん(チキンラーメンの発明者)に相談したこと、宇宙滞在中に見えた地球への想いなどを講演されました。

中村さんからは、
日本に限らず世界中の多くのロングトレイルが、訪問するハイカー、地域社会の方々、そこに棲む動物や植物、あるいはその地に根付く文化や、大切に保存され続ける文化遺産
などにとって、環境、教育、健康、経済の側面からも新しい価値を創出するものであることが説明されました。

続いて、北米のアパラチアントレイルの地域マネージャーのサラさんによる講演「FAn Overview of the World Trails Network and some common」があり、
・アパラチアン・トレイルの運営課題
・ワールドトレイルネットワークの共通課題
・トレイル環境の維持のためには官民の協力が必要不可欠であること
・子供たちを巻き込んで教育的指導機会として機能を発揮すること
・裏の里山からトレイルが繋がっている、という感性を共有できるように社会を進化させること
・トレイルの設計のスタンダードを構築すること
・トレイル維持のコストと社会の利益の均衡
・日本のロングトレイルへの期待
など短い講演時間にも関わらず盛り沢山な内容でした。

そして、環境省の国立公園利用推進室長の水谷さんからは「国立公園とロングトレイルが地域や来訪者にもたらす価値と可能性」、
続く観光庁の自然資源活用推進室長の奥田さんからは「サステナブルツーリズムとロングトレイル」と題して、課題の提示がありました。

日本各地のロングトレイルの組織によるご当地のトレイルの紹介に続き、
後半には国際山岳ガイドの近藤謙司さんとアドベンチャーレーサーの田中陽希さん(おふたりとも山の日アンバサダーに就任されています)によるトークセッション「山岳のプロが見る JAPAN TRAIL の可能性」があり、それぞれのご経験から想起される可能性などのお話で会場は盛り上がり、
さらに「ロングトレイルを楽しむ旅の演出」というパートでは、北海道大学の木村宏先生をコーディネーターとして、安仁屋円香さん(ランドネ編集長)、ルーカスB.B.さん(PAPERSKY編集長)、若菜晃子さん(編集者・文筆業)らのそれぞれの旅の演出についてのアイデアなどが報告されました。

ホールの外では、各地域のロングトレイルの組織、そして山岳業界の団体、山岳スポーツの愛好者の団体、沖縄県、国頭村などの行政機関らが出店するブースエリアがあり、活発な情報提供が行われていました。

ロングトレイルが山と自然に親しむ機会の醸成になくてはならない存在として、さらに注目を集め、また多くの方々が各地のロングトレイルを訪問され、地域の自然と文化と人に触れますことを願っています。

当会のブースでは、8回目となる来年の「山の日」全国大会(東京都で開催)をご紹介

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