山の日レポート
通信員レポート
イヌブナ自然林ガイド人養成検討会が開催される
2022.11.25
栃木県塩谷町で里山の保全・再生活動を続けている市川貴大さんからレポートをいただきました。
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イヌブナ自然林ガイド人養成検討会が2022年11月23日(祝)、17名の参加で開催されました(主催 くまの木里山応援団、後援 一般財団法人全国山の日協議会、高原山を愛する会)。
矢板岳友会の有志にも参加いただきました。
朝から雨がぱらついていましたが、コースを短縮して森林観察を行いました。イヌブナ自然林の国天然記念物指定の第一人者である宇都宮大学谷本𠀋夫名誉教授と宇都宮大学大学院 柴野達彦さんに森林を実際に観察しながら解説をいただきました。
午後は、谷本先生にイヌブナ自然林保護の意義とその保全方策について概説いただきながら、イヌブナ自然林ガイド人養成について、①森林を大切にしてもらうことを伝える、②矢板では矢板岳友会が高原山で活動されており、地域間での連携を進めるべきとのご提言をいただきました。質疑応答では、参加者から積極的に質問があり、谷本先生が的確に回答をされていました。
参加者から「これまで今回のような森林の解説を聞いたことがなかったので、参考になった」という声をいただきました。イヌブナ自然林ガイド人養成検討会は今後も時間をかけて開催していくことにしました。
当日は朝から雨でしたので、現地検討会は半分くらいで終了したということです。
ただ雨のおかげで、しっとりとした高原山麓、落葉が光沢を帯び趣があったと、さらに森の観察の仕方を学べましたとご報告いただきました。
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