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山の日レポート

山の日レポート

山の日を知ろう

「たかはら里山の集い」に参加しました

2022.11.25

全国山の日協議会

塩谷町の里山

秋まっさかりの11月20日、栃木県塩谷町のロペ倶楽部を会場として開催された「たかはら里山の集い」に参加させていただきました。
里山の植樹、企業の試みについての基調講演、里山でのシンポジウム、里山の更新に必要な伐採の実演、こうしたプログラムで「たかはら里山の集い」は進行しました。

シンポジウム会場、もちろんアウトドア!

会場となったロペ倶楽部

ロペ倶楽部は栃木県塩谷町にあるゴルフ場です。
開発当初の設計計画は27ホールでしたが、行政機関との事前調整により18ホールで完成したこのゴルフ場には、その結果、多くの遊休地が生まれました。
くまの木里山応援団の市川さんのご尽力、そしてロペ倶楽部さんのご厚意により、その後この遊休地は、里山整備地として研究者や市民の皆さんの活動の場へと利活用されることとなりました。
薪や炭の供給地・生産地としての里山、地域社会が育んだ文化の継承の場となってきた里山、全世代にわたる自然体験機会提供の場となる里山。
里山には人と自然の長い時間が流れ、そしてそれは私たちが私たちで在り続けるためにも、これからも流れ続けていくべきです。

みんなで苗を植えました!

ジュングループが描くサステナブルな社会への取り組み

ロペ倶楽部さんの経営母体はファッション・フード・フィットネスを軸に事業展開している株式会社ジュンさんです。
こうしたご関係から昨年に続き今年の「たかはら里山の集い」にも株式会社ジュンのクリエイティブ・ディレクター佐々木真由美さんをはじめ、たくさんの社員の方々が参加されました。
ご存知の通り、アパレル業界は多くの産業と同じく地球環境に負荷を与えるものもあります。ジュンさんも同じで、染色、マテリアル、輸送など、多くの影響を与えながらその企業活動は行われています。
そのような経営環境の中で、ジュンさんはサステナブルな社会への取り組みとして「2030年までにすべての商品をリサイクル素材もしくは天然素材を起用する」、「実売の店舗においてできる限り再生可能エネルギーを採用する、照明はLED化する」、「環境保全アクティビストたちとの協業を推進する」などなど多くの取り組みを、「GO CLEAN GO FUTURE」というステートメントを掲げ、アクションを進めていらっしゃいます。

企業の姿勢

ジュンさんは、この分野への真剣な取り組みをブランドとしても積極的に行っています。「JUNRed」というブランドではサステナブルな素材を使用したRED LIST ANIMALシリーズをローンチしました。
RED LIST(※)とは、世界自然保護連盟が発表する絶滅が危惧されている動物のリストです。
※2023年の沖縄県での第7回「山の日」全国大会の開催地のやんばる(国頭村・大宜味村・東村)のヤンバルクイナ、西表島(竹富町)のイリオモテヤマネコが、絶滅が危惧される動物としてこのレッドリストに載っています。
「JUNRed」で販売するRED LIST ANIMALシリーズの売上の1%を環境保全団体「くまの木里山応援団」さんに寄付されるそうです。
※利益の1%ではありません、売上の1%です。

アウトドア系のアパレル企業では、地域との連携協定を推進し、地域社会への貢献に取り組んでいらっしゃる企業さんがあったり、あるいは地球の継続それ自体を企業の存在意義に据えたりする企業が生まれています。

ジュンさんはこれまで、特にアウトドアに特化した製品を世に出してこられた企業ではなかったかもしれません。でもこうして新たな取り組みをスタートさせたことが、多くのアウト・アウトドア企業に少なからぬ影響を与えることになることを願ってやみません。

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