山の日レポート
通信員レポート
第6回「山の日」全国大会やまがた2022開催!
2022.08.19
答えは、日本100名城の一つ、山形城跡地に整備された霞城公園の中にある、最上義光騎馬像で、上杉景勝の重臣・直江兼続が攻めて来た際陣頭となり決戦の場へ向かう勇姿を再現したものです。
そう、ここは山形県。
2016年に祝日法改正により誕生した「山の日」ですが、その全国大会の記念行事として毎年催行されるシンポジウムや記念登山。今年で6回目を数える山の日イベント、今年はここ山形県で開催されます!
10日は山の日記念登山としてスキー場で著名な蔵王へ。
山形蔵王と言えば、お釜!とても綺麗なエメラルドブルーのお釜が今日は顔を出してくれました。深さは35m前後あり年々その水量は減りつつあるそうです。
総勢100名程が参加した「山の日」記念登山では、安全な小グループに分け、其々に経験を踏んだ添乗員、職員、ガイドさんが付き丁寧な説明があります。
蔵王が噴火した歴史、山の手入れ、赤茶けた鉄分を含んだザレ道、そしてまだ間に合った‥
そう!これが高山植物の女王と呼ばれているコマクサ。
時期は少々過ぎているそうですが、まだ岩陰に残ってその可憐な花を披露してくれました。登山はもとよりフラワートレッキングも楽しめます。
冬の蔵王と言えば、スノーモンスター!樹氷が山にゾロゾロと出現する様子がまるでモンスター!
そのオオシラビソ(アオモリトドマツ)の約一万本の木々が害虫によって現在枯れている状態です。
植生を再生するために地元のボランティアや子供たちなど植林をする試みが行われているそうです。
美しい国立公園でもありますので何とか森が生まれ変わるよう一人一人の力が必要な時かもしれません。
今年の山の日、8月11日は、山形県で開催されています。
2016年、祝日法改正に汗を流した各方面の方々の尽力によって山の日が制定されましたが、その一人である務台前環境副大臣も駆けつけ一言ご挨拶。
山形県知事をはじめ近隣自治体の市長や協賛スポンサー、地元で活躍する未来を担う子供たちなど、山を想い、山を愛し、山と生きる人々のご協力の賜物で開催になったことへの感謝を感じますね。
「山の日」全国大会に業務委託で旅行実施している地元の山交観光さん。オプショナルツアーは多種多様な7プラン企画されていて、温泉に1泊2日しての山行きです。
私は酒田市の鳥海山荘に宿泊して湯の台登山口から大平登山口までのフラワートレッキングを楽しむ鳥海山コースを選択。
2236mのピークハントはせず鳥海山を知り尽くしたガイドさんによる山行き、の準備万端!だったのですが、台風8号や線状降水帯が秋田に留まりその影響を山形県北部に及ぼして残念ながら中止となりました。
また、ヤマに来いよ、と言うサインかも知れません。
鳥海山荘のお食事と温泉でも大満足です。さすが山形県。ご飯の美味しいこと(^.^)
山交観光の添乗員さんに、宿泊している山形市内の美味しいところを教えて貰いあちこち出歩きました。ここ「川なり」さんもその一つ。料理は2コースありますが地元の食材を使ったお料理もお酒も、器に至るまでとても気の利いた満足度高い一軒家の小料理屋です。今の季節、名産の岩牡蠣も最高です。
さて、山形蔵王の記念登山、百名山のオプショナルツアーなど満足度高いこの「山の日」全国大会。本当に楽しく有意義な記念行事でした。
来年開催地沖縄県の申し込みも人気殺到しそうですから、この山の日協議会のサイトもこまめにチェックして早めに申込みした方が良さそうですね。
皆さん、2023年の夏は沖縄で会いましょう!
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TFBAを主宰している森林セラピーガイドのToshimiさんからの山形レポートでした。
第6回「山の日」全国大会にご参加いただきありがとうございました。
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