
山の日レポート
通信員レポート
【第18回ハセツネ30K参戦記!】スターターとしてのエールと、70才の再挑戦
2026.04.01
投稿者:公益財団法人 全国山の日協議会常務理事 三木 健一
祝日「山の日」の理念は、単に山に登ることだけではありません。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こと。私は今回、登山とはまた違った形で山を深く味わえる「トレイルランニング」を通じて、その理念を伝えたくレースに臨みました。

8月11日祝日「山の日」の横断幕を背にした山の日アンバサダーの奥宮俊祐さん(左側)と私(三木)(右側)
2026年3月29日、快晴。最高気温21度という絶好の(少々暑いほどの)コンディションの中、秋川渓谷リバーティオを拠点に、戸倉三山を中心としたタフなコースで「第18回ハセツネ30K」が開催されました。定員1,400名のランナーが、新緑の芽吹く奥多摩へと飛び出していきました。

第1ウェーブのスタート模様
主催の一般財団法人日本山岳スポーツ協会は、自然環境への配慮はもちろん、地域文化を未来へつなぐことを使命とされています。奥多摩の自然と地域の方々への「恩返し」という想いは、私たち山の日協議会の理念とも深く共鳴するものです。

大会名誉顧問・長谷川正美様、大会会長・廣川健太郎様と
開会式では、開催地であるあきる野市の中嶋博幸市長から温かい歓迎のご挨拶をいただき、MCの福田六花氏が抜群のトークで会場の熱気を高めます。今年も会場には「山の日横断幕」を掲出していただき、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

中嶋博幸あきる野市長(左側)とMCの福田六花氏(右側)
昨年に引き続き、スターターという光栄な機会をいただきました。全6ウェーブのうち、私は自分も出走する第4ウェーブの皆さんに、メガホンとピストルを手にエールを送らせていただきました。

スターターをつとめる私
YouTube動画にも収められていますが、スタート直前、私は仲間に向かってこう宣言しました。
「2年前にリタイアしちゃいました。今日はリベンジするので、スターターもやりますが、皆さんと一緒に走ります。このウェーブは、全員が完走することを目指したいと思いますので、よろしくお願いします!」
自分自身を鼓舞し、皆でゴールを目指す。あの瞬間の一体感は格別でした。
今回の参加者のうち、70代は男女合わせてわずか10名。一昨年は第1関門で時間オーバーとなり、涙を呑みました。今年こそは完走のメダルを……と、気合十分で山道へ分け入りました。21度の気温が体力を奪いますが、一歩一歩、山の息吹を感じながら進みます。
登山道入り口では、渋滞で行列が出来ていましたが、前後の方々と話しをしながら盛り上がりました。マラソンでは見かけたことが良くありますが、隣の若い方は、ワラチートレイルランナー(メキシコの先住民族、ララリム(タラウラマ族)が履いている手作りのサンダル「ワラチー(Huaraches)」を愛用している人達)でした。
結果は……残念ながら、今年も第1関門でのタイムアップ。2度目のリベンジも、あと一歩届かずリタイアとなりました。しかし、不思議と悔しさ以上に清々しさが残っています。
山を駆け、仲間と励まし合い、地域の温かさに触れる。完走はできずとも、山の恩恵を全身で感じた最高の一日でした。ハセツネ30Kは、私にとって何度でも挑戦したくなる最高のレースです。
さあ、来年こそは第1関門を突破するために。私の「山の日」への感謝の旅は、まだまだ続きます!
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