山の日レポート
通信員レポート
隠岐・知夫里島(ちぶりじま)だより
2025.08.13
今回は知夫里島の野鳥事情をレポートします
今年の春は珍しい鳥をいろいろ見ました
私が住んでいる地域の奥の方の砂防ダムに飛来。大きくて、羽の先が黒くて、みんな初めて見るその姿に興奮しました。仕事後に毎日見に行っていたのですが、(そんな人がたくさんいたようです)物見高い人たちにうんざりしたのか、ただ休憩で寄っただけだったのか、数日でいなくなりました。
犬の散歩を終えて、庭でブラシをかけていたら、視界の端を飛ぶ鳥が!隣の家の屋根にとまった姿は、お尻の方が見事な白黒の縞模様、頭はパッと広がる冠のようでした。これまた生まれて初めて見る鳥です。
草仕事を終えて家に帰ろうと、ぼんやり川を眺めながら歩いていると、青く光る小さな宝石みたいな鳥が飛んでいて、近くの護岸の穴に止まりました。カワセミはたびたび見ることができる鳥ですが、見るたびにその美しさに感動します。がんばって干し草を作ったご褒美をもらったような気分でした。
家の裏の山から、今年初めてのアカショウビンの鳴き声が聞こえました。ヒュルルルル~という特徴的な声を聞くと、「おー、今年も来たな!」と嬉しくなります。けっこう大きな声で鳴いているので、いつも目を凝らして山を眺めますが、まだここで姿を見たことはありません。
写真のアカショウビンは、職場近くの道路にいたもの。(2020年8月)どこかにぶつかって脳震盪を起こしていたようで、しばらくキョロキョロ周りを見回していましたが、ほどなく元気に飛び去りました。子どもの頃からの憧れの鳥にこんな形で遭遇するとは、驚きでした!
アカショウビン
その他に、ジョウビタキ、ノビタキ、カワラヒワなどが庭に飛来。川や海ではアオサギがゲーっ!と大きな声で鳴き、海の上ではミサゴがホバリングをし、あちらこちらの家の屋根ではイソヒヨドリがきれいな声で(しかし、けっこううるさく)鳴いています。
これは道の真ん中でうずくまっていたイソヒヨドリのメス。道路脇の茂みに置いてきました
イソヒヨドリのメス
家で外を眺めたり、牛の仕事をしたり、日常の暮らしの中でいろいろな種類の鳥が見られるところは、田舎暮らしの特権だと思います。
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