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山の日レポート

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通信員レポート

全国草原サミット・シンポジウムinおたり

2024.10.12

全国山の日協議会

10月4・5日長野県小谷村で開催された、「つなげよう 茅場が育んだ技術と命」と銘打ったイベントに、参加してきました。全国から集まった参加者約180名、茅文化の広がりを感じました。

開会式で挨拶する実行委員会委員長、中村義明小谷村村長

会場の白馬アルプスホテルには、約180名の参加者が集まり盛況でした

茅葺きの材料を生む茅場、それを生かす茅葺きの技術等、日本の伝統を知る機会でした。
かやぶき屋根の建物が減少している今日、当然茅場も減少しています。これも生活様式の変化と、伝統を担う地域の高齢化や人口減少が結びつき、里山の環境を変えています。

基調講演:筑波大学名誉教授、日本茅葺き文化協会代表理事 安藤邦廣先生

茅葺き師 松澤敬夫さん 平成22年から5年間、伊勢神宮式年遷宮の茅葺き工事を指導

カリヤス(小茅)、ススキ(大茅)の違い
茅場・茅葺きのサイクルが炭素(C)の貯蓄に大きく貢献
等知らないことばかりでした

30坪の茅葺き1棟に必要な茅は8,000束。かやぶき屋根は50年持つといわれます。
小谷村の3集落100棟では、毎年2棟を張り替え、50年周期で回していた。当時の共同体社会を根底で支える仕組みだったと思われます。

若い世代の茅葺き職人とのつながりも出来て、楽しい集まりでした。

若き茅葺き職人:左神奈川県大井松田市石井さん、右静岡県浜松市出身近藤さん

牧の入茅場:文化庁「ふるさと文化財の森」 白馬乗鞍スキー場の南側にある

挨拶する茅葺き文化継承議員連盟事務局長、全国山の日協議会副会長務台俊介衆議院議員

交流会も盛会でした 右中村義明小谷村村長、左「山の日」梶理事長

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