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山の日レポート

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通信員レポート

山形の蔵王の樹氷再生に向け種をまきました

2024.06.20

山の日通信員
山形県 環境エネルギー部 みどり自然課
やまがた百名山/樹氷復活県民会議 事務局

蔵王の樹氷が危機的状況に!

世界的にも希少で貴重な自然景観の蔵王の樹氷。スキーなどで蔵王を訪れ、幻想的で雄大な樹氷原を滑走したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。いま、蔵王では、樹氷のできる針葉樹:オオシラビソ(通称:アオモリトドマツ)が、虫害により枯損し、危機的状況にあります。山形県では、令和4年度に「樹氷復活県民会議」 を設立し、蔵王のオオシラビソ林の再生、樹氷の復活に取り組んでいます。

実証を重ね育苗を確かなものに

6月7日(金)、15日(土)の2回、オオシラビソを育苗するための種まきを行いました。6月7日は、樹氷復活県民会議で育苗等の技術検討を行うワーキングメンバー約20名が、県のほ場へ2,400粒の種をまきました。昨年発芽した苗も、厳しい冬を乗り越え約3cmに成長していました。

ほ場の整備し種をまいていきます

1区画に300粒、8区画で作業し合計2,400粒をまきました

令和5年にまき発芽したオオシラビソ

樹氷再生に熱い思いを寄せる皆さんの協力をいただいて実施の種まき

6月15日(土)は、山形西ロータリークラブ、県立村山産業高校の皆さんから協力いただき、初の試みとなる蔵王山頂での種まきと、稚樹移植作業を行いました。今後、発芽や成長の状況を見守っていきます。

蔵王山頂のほ場の準備風景

参加全員で手分けして種をまきました

まいた種が成長し、雄大な樹氷となることを願って記念撮影

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