山の日レポート
通信員レポート
【沖縄レポート4】島のオジィ編
2024.03.20
気になる純喫茶の看板
行き当たりばったりな夕食後、ほろ酔いでぶらぶらしていたら、気になる純喫茶の看板。
入る勇気が持てず、ちょっと行ったり来たりしていると、ドアのあたりにガネーシャ。
気になりすぎるからもう入っちゃえ!と勇気を振り絞って入ると、夜なのにサングラスのマスター。
夜なのにサングラスのマスター
「うちはメニューないよ。どんな気分?」
はい、いきなり謎だらけ。
店内も不思議だらけ、お話はもっと???のまま、引き込まれて4時間程、時は既に深夜0時過ぎ。
話の内容はここに書くべきでも書けることでもなく。
でも、あれ?それって?と初めてなのにつながる話諸々。
「うちの店はね、同じ人しか来ないんだよ。はいまたおいで」と去り際も謎の言葉と謎の物たちオンパレード。
帰り道、住宅街の中で何故か迷い彷徨う。 もしかして「笑うセールスマン」?
翌朝早朝、島に渡る前に食べなきゃいけない朝ごはん。
ホテルの方に教えてもらったマグロ市場は日曜日で開いておらず。
ひもじいしちょっと冷えてるし、困って近くの焼き芋屋台のオジィに
「このあたりで朝ごはんどこか…」と聞いてみたら
「ラーメンでよかったら食べるかい?」のありがたきお言葉。
「インスタントだけどね」と言ってたけど出てきたのは野菜たっぷり茹で卵インのボリューム麺。
重ねて神かと思う「お金?要らないよ」の一言。
いや、これオジィの朝ごはんだったはず。
「おじさんの小さい頃はね」うぅむ、前夜の話は一言もしていないのに、なぜかつながる早朝話。
オジィの野菜たっぷり茹で卵インのボリューム麺
お世話になったから写真撮らせてと言ったら恥ずかしがって後ろ向く可愛いオジィ。
足元にはマグロにありつく仔猫が2匹。
恥ずかしがって後ろ向く可愛いオジィ
季節外れの島の夜。
民宿のオーナーに聞いたお店へふらり。看板には沖縄民謡の文字。
「おじさんの仕事は昼も夜も飲むことだからさ~」と全く民謡を歌う気配のないオジィ。
「一緒に飲みましょう」と始まった長い夜。
今宵もオジィと2人きり。
敗戦の翌年生まれのオジィ、子ども達は本島やアメリカに。それでも島がいいと言う。
白山羊黒山羊の話、戦後まもなく一瞬だけ流通した「Bドル」の話、本島に行けた10代の頃の話、
集団自決のことや人には話さないこと…。
島でも数少なくなった赤米の焼酎を…飲み過ぎた。
でも長い夜の長いお話、深かった。
「また飲みましょうね」と握手で店を出るも名残惜しい。
しかし、足元フラフラ、そのまま浜辺でヤシガニ探し。暗闇に光る眼4個。
怯えて見たら山羊だった…。
全く民謡を歌う気配のないオジィ
ジューシー買いたさにフラフラ。何やら美味しそう。地元のオジィが自転車停めて入っていく。
オジィというにはダンディすぎるお父さん。
次々とお客さんが来て詰めたり譲ったり。
混んで来たので粽を持ち帰りにしたら、「また来るんだよ!」と声をかけてくれた。
オジィというにはダンディすぎるお父さん
RELATED
関連記事など