山の日レポート
通信員レポート
屋我地島の豊年祭
2023.11.15
10月23日 今日は旧のクンガチクニチ(9月9日)で豊年祭を行う日である。しかし、平日なので踊りは土曜の10月28日にすることにし、今日は拝み回りだけにとどめた。
朝9時から女性たちでおそなえの御神酒(おみき)とちからもちをつくる。私はアサギ(阿佐義)でのぼりを立てる。
午後2時に公民館に数名集まり、ムウトゥヤー(基家)、アサギ、屋我グスク、屋我ガー(泉)の順に回って拝む。
屋我グスクは1400年代に人々が住み着いた屋我地発祥の場所とされている。(屋我地島のあちこちに貝塚などあるので、それ以前に人はいる)。次第に人口が増え、饒平名や済井出に広がっていったとされている。このためこのグスクはクンガチクニチにしか入ってはいけない聖地となっている。大きな伐採がなく、赤土の名護地層や琉球石灰岩に生える植物相が保全されている。屋嘉ガーは1ヶ月以上大きな雨は降っていないのに、涸れないで涌き出ている。
アサギに戻って一般の拝み客の訪れを待つ。拝んだ後は御神酒を飲み、ちからもちを食べる。そして各自持参した弁当を会食しながらユンタク(雑談)する。日が暮れるころにお開きとなり、かたづけをする。ムゥトヤーでぶじ終えたの拝みをし、公民館に戻って洗い、荷物の片付けし、家に着いたのは7時まえだった。肉体的にはさほど疲れないが、気づかれした。
豊年祭の撮影をお願いした方はリハーサルに続き、拝みのシーンも撮りに来た。ありがたい。また、県立芸術大学の先生も伝統行事を調べる一環として訪れた。
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