山の日レポート
通信員レポート
上越市の山奥で農業を営んいる鴫谷さんちに訪問②~田んぼ編~
2023.09.15
2023.09.04午前8時50分 3回目 再びアポなし訪問
先日訪ねた時に田んぼと畑の写真を撮る時間が無かったので写真を撮らせて欲しい旨を伝えると、ご主人が快く引き受けてくださり、奥さんと子供さんを同行して田んぼと畑を案内してくれました。
「写真撮るならモデルが必要だな。」「この写真が必要でしょう。」と色々アドバイスをいただきました。
また海外からのホームステイも受け入れていて、先週まで2週間欧州の方で農業に携わってる方が滞在していたと言ってました。
アポなしで突然伺っての対応に感謝の言葉しかなかったです。
最初案内された田んぼは…
「この茶色い穂を見てください。手前と奥で穂の色が違うでしょ。暑さと水不足の影響です。茶色い稲は枯れてます。穂を触ってみて実が入ってないでしょう。」
手前は枯れていて田んぼの色が茶色くなってます。
「上手から下手へ水が流れるんだけど、水が回らない場所があって、干上がって枯れたんです。」
竹ぼうきを持ち上げて見せてくれました。
「これ何だかわかります?」
「田んぼの雑草(水はってる時の浮草)取り機(自作)なんです。これを腰ロープで引くんです。稲は倒れても起き上がって育つんですよ。」
次に案内された田んぼは…
「この田んぼが無農薬栽培の稲なんです。家で一番大きい田んぼです。」
酷暑・天候不順でもしっかり育ってくれたようです。
「ふっくらとして良い実りでしょう。今年はとても良い出来だと思います。」
用水ではなく川の水で栽培する苦労は大変です。
次の場所へ移動してる時の景色です。
「この田んぼも私のところの田んぼなんだけど見てわかります?奥の方は茶色でしょう。枯れてるんです。川の流から離れた場所の田んぼは水不足の影響をもろ受けるんです。」
枯れた稲も刈り取らなければいけなわけで、それを話してる時の声は少し沈んでました。
山から森へ、森から川へ、川から田んぼへと続く自然の循環。
山の恵みに日々感謝し生活している鴫谷さんちですが、暑さと水不足はどうにもなりません。
※次回は畑を案内してもらいました。
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