山の日レポート
通信員レポート
ランの世界
2023.07.05
ランの基本構造は萼片3枚、花弁3枚からなっています。
その3枚の花弁のうち1枚に、唇弁というのがあり、それがとても素敵だったりします。
個体差色々あり、表情も色々で、人間の顔と同じように、お花の世界も同じものは2つとないんだなと、気付かせてくれます。
根の形が海老に似ていることから、海老根となりました。
赤紫の3枚は萼片。 2枚は花弁。 白い唇弁は、まるで白いワンピースを着たお嬢様のようです。
唇弁が、お猿さんのようだから猿面海老根となりました。
ですが、私としてはお猿さんより、ラテンのダンサーに見えます。
サボテンが隣にあって、マラカス持って踊っている雰囲気を感じます。
エビネに似ながら、葉が狭く長いことから笹海老根となりました。 コケイランの名前の方が有名かもしれません。
庶民的なお花で、林道脇や公園など、色んな場所で出会えます この子も、ワンピースの女の子に見えますね。
斑点がホトトギス(杜鵑)の胸から腹部にかけてある斑紋に似ているから杜鵑蘭となりました。
斑点でない子も居て、その子はほのぼの系ですが、斑点があるとちょっと怖い表情です。
唇弁が、スズムシの雄の羽に似ていることから、鈴虫草となりました。
私の田舎には鈴虫が居なく、実物がわからないのですが、確かに虫っぽいとは思っています。
フガクは富士山のこと、スズムシは、同じクモキリソウ属のお花だかららしいですが、では何故クモキリソウ?
よくわからないらしいです。 クモキリソウ属のお花は昆虫に例えられています。 ちなみに、こちらのお花はこちらでは、エゾノクモキリソウと呼ばれています。 私には昆虫ではなく、沖縄などにいる海のマンタに見えます。
エゾノクモキリソウにも緑の子はいますが、こちらはとっても小さいです。 下に垂れてる細いもの2本 これが花弁です。 驚きしかないです。 小さな緑色のマンタ、沖縄の海にいたらびっくりですね♪
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