山の日レポート
通信員レポート
美ヶ原スノーシューハイク
2023.03.01
MMさんから投稿いただきましたのでご紹介します
数年前から、自分で車を運転して登山口へ行く登山が出来なくなった。ふとした縁で、ワゴンタクシーを利用して、登山を続けているグループに出会い、仲間に入れていただき、以来、その方たちと日帰り・泊り山行を楽しんでいる。
何時まで登山を続けることができるだろう。そんな思いを抱きつつ、雪山スノーシューハイクに出かけた。
2月22日は最高の登山日和だった。
宿泊の山本小屋にて装備を整え、雪原の美ヶ原牧場を歩き、美しの塔を過ぎ、北アルプス・南アルプス・中央アルプス・八ヶ岳・蓼科山・富士山などを遠望しながら王ケ鼻の絶景ポイントを目指した。
コロナ禍前にもここを訪れた記憶がよみがえる。
6人のやまやは、目の前のアルプスの雄姿に見とれ暫し時間を忘れた。
12歳から3年間、父と弟と訪れた夏の美ヶ原の休日が蘇ってきた。
山本小屋に連泊し、牛とともに牧場を歩き回り、あの岩場で父は隠れるようにして暫しアルプスを眺めながら思いにふけっていた。
今日ここに来れたのに感謝。今、山に登れることに感謝。いろいろな思いを山仲間と共有した。
23日は曇りで小雪がちらつく中、茶臼山(2006.5m)を目指した。
小屋への帰りは少しホワイトアウト気味だったが、高原周遊道の木柵までたどり着き事なきを得た。
ここは父に日本にアルプスの山々があることを初めて教えてもらったところで、四季を通じ何回でも訪れたいところである。
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