山の日レポート
通信員レポート
塩の道:糸魚川から根知へ
2022.11.14
気温1度キリッとした秋の空気に包まれた南小谷駅で、1両編成の糸魚川行き車両に乗り込む。帰りの便を考えると、ゴールの根知駅に車をおいて集合場所糸魚川駅に向かうのが理にかなっている。それでも紅葉の姫川渓谷沿いの列車の旅を楽しみたいのと、微力ながら大糸線を応援したいと思いから南小谷駅から乗車した。
今日は小谷塩の道会の例会に飛び入り参加させてもらい、糸魚川市内の塩の道起点から中山峠を越えて根知までのウオークだ。
糸魚川駅には会員16名が集まり、糸魚川の街中を塩の道起点に向かう。起点の人家2軒の先に国道8号線が走り、その先には青い日本海が広がっている。
塩の道起点から白馬通り(塩の道松本街道)を、雪国の特徴をもつ糸魚川の町並みを抜け美山公園に向かう。
「どこまで行くの」、「どこから来たの」、「今日はハイキング日和ですね」と見かける人のほとんどから声をかけられる、親しみの持てる街だ。
大野の里から中山峠を越える。峠への道はこれまで見たこともないようないほどのどんぐりを踏んで歩く。
渓流釣り名人・罠を使っての害獣駆除・蕎麦打ち等幅広く活動する柏木リーダー、白馬村在住の植物大家吉沢さん、蓼科から例会に通う黒木さんをはじめ参加されている方との会話は楽しい。
秋空の下、里山の紅葉を楽しみながら中山峠を越えると目の前に雨飾山が大きくそびえていた。
フォッサマグナパークに寄ってからゴールの根知駅へ。13キロの道のりを5時間半ほどかけて歩いた。
来月12月の黒部シンポジウムでは、フォッサマグナミュージアム竹ノ内館長が話してくれます。
観光ボランティア、一般の人たちが、年十数回の例会を通して、「塩の道」の勉強会をしている。地元の人、移住者、地域外からの人達40名ほどが会員となっている。
#小谷村
#塩の道
#国際山岳年黒部シンポジウム
レポート:梶正彦
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