山の日レポート
通信員レポート
高知県
2022.07.25
第6回「山の日」全国大会 やまがた2022の開催おめでとうございます。
「山の日」全国大会初の、北海道・東北開催という記念すべき大会が、蔵王山をはじめとする名峰が数ある山形県で開催されるということで、多くの方がこの機会に山形の豊かな山々と雄大な自然に触れられることと思います。
さて、高知県は、四国の南に位置し、北の四国山地、南の太平洋に囲まれた南国の地です。山地率が 89%と他県に比べてとても高い割合を占めており、県土の84%が、森林という日本で一番の森林率を誇っております。
高知県では、この豊かな森林環境を県民みんなで守っていくため、平成15年に全国に先駆けて森林環境税を導入しました。高知県の森林環境税は、今年で4期20年目を迎えます。県民の皆さまからお預かりした森林環境税で、森林の公益的機能を高めるための間伐や、シカ被害対策などの「森林環境の保全を進める事業」と小中学校などで行われる森林環境教育や「こうち山の日」の取り組み、公共的施設の木質化などの「県民の森林への理解と関わりを深め広げる事業」の2つの事業を柱に取り組んでおります。
「こうち山の日」は、森林環境税が創設された平成15年に制定しました。
県民アンケートの結果、「木が並んでいるように見える(11月11日)」が最も支持されたことを受け、11月11日となっています。
なお、この日は、「四国山の日」でもあります。
高知県は全国一の森林率を誇る森林県です。この豊かな森林の恵みに感謝し、森林や山を守ることの重要性に対する理解と関心を深め、県民一人ひとりが森林を守る活動に参加し、また自ら行動することによって、山を守り育て、次代へと引き継ぐため、ここに「こうち山の日」を宣言し、次のことを誓います。
一、県土をまもり、水をたくわえ、空気をきれいしに、動物や植物の生きる場所を与えるなど、安全で、豊かな、そして潤いのある暮らしを育む森林と森林の恵みに私たちは感謝します。
一、森林を守ることの大切さを私たちは理解するとともに、今まで、森林を守り育ててきた先人の努力に私たちは敬意を表します。
一、豊かな森林をつくり、次の世代に引き継いでいくため、私たちは自分にできることは何かを考え、できることからすぐに実行します。
平成15年11月11日 こうち山の日実行委員会
▲「こうち山の日」イメージキャラクター 「もりちゃん」
山と森と人を一体化させた絵柄で、頭の三本の木は、真ん中は針葉樹、左右は広葉樹、
その山や森を支えているのが大地であり地球であるというイメージで作成されています。
▲イメージソング「山はともだち」
こうち山の日のために作成されたイメージソングです。高知県HPで視聴することができます。http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030101/1111-yamanohi.html
四国山地西部の石鎚山脈に属する標高1896mの山。
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