閉じる

ホーム

  •   
  •   

閉じる

山の日レポート

山の日レポート

通信員レポート「やまがた」

月山にも夏が来た!!

2022.07.12

全国山の日協議会

月山もシーズンイン

「やまがた山」グループのメンバー池田郁太郎(山形県)さんから文章とお写真をご紹介いただきましたので投稿させていただきます。

おおぜいの登山者が雪渓を登っていきます。 7月中旬ころまでは軽アイゼンがあったほうが安心です。

先週に引き続き今日も月山へ。(山行日 2022/07/06)

実は先週、山開きの直前にも訪れたのですが濃霧と強風で鍛冶小屋跡手前で撤退してきたので、今日はそのリベンジです。月山は日本百名山はもとより花の百名山にも名を連ねている名峰ですが、毎週のように来ることができるのはやはり地元の利ですよね。
お天気は上々、期待に胸をはずませながら、まずは軽アイゼンを付けて姥ヶ岳までの雪渓を登ります。

白いヨツバシオガマ。通常のヨツバシオガマはたくさん咲いていますが、白い株はなかなか見られません。

ミヤマウスユキソウ

あ、そうそう、雪渓といえば…

当世の中学校はどうかわかりませんが、私が地元の中学校に在学の頃(50年ほども前)は学年行事で月山登山がありました。そのお昼休憩のとき、何も知らない私はいい気になって雪渓をビニールの風呂敷で滑り降り、怖いほどスピードが出すぎて「あぁ、俺はこのまま死ぬ」と覚悟したことを今も思い出します(←少し話を盛ってます^^;)。実際は20mほどでなんとか制動できましたけど、半袖の体操着から出ている両腕はザラメ雪に擦れて真っ赤なミミズ腫れ、なんとも痛々しい勲章をもらったものでした。でも…先生に怒られた記憶はありません、おおらか(というか大雑把?)な時代でしたね。ただ、それがトラウマとなって今でも雪渓を歩くときにはかなり緊張する私ですf(^^)

雪渓の向こうにそびえたつ月山

淡いピンク色で可憐なエゾノツガザクラ

牛首の下に広がる大雪渓。その向こう(一番奥)は姥ヶ岳。

…と、余計な話は置いといて、結果として先週のリベンジは大成功。雪渓歩きも愉しく山頂のクロユリを始めとして多くの花々との出会いがあり、爽快な山歩きを楽しむことができました。
月山にもようやく短い夏がやってきましたね。色づく秋の月山も風情があってものすごく好きですけど、春の山野草から夏の山野草まで一気に咲き出す今の時期の月山が私は最も好きです(あ、もちろん「お天気さえ良ければ…」ですけどね^^;)。

皆様も是非、月山への山行をお楽しみください。

山頂のごく限られた場所に咲くクロユリ

青空に映える山頂の月山神社

RELATED

関連記事など