山の日レポート
通信員レポート
「山小屋」小屋閉め支援
2021.10.28
10月初旬紅葉真っ盛りの中、6月小屋開け支援に上った「朝日小屋」の小屋締めのお手伝いに行く機会を得ました。
今季は、コロナ禍のもと定員を半数に抑え、一年振りの営業となりましたが、あっという間の4か月、無事小屋閉めを終えることが出来たようです。8か月に及ぶ積雪季を越すための各種作業の様子を紹介させて戴きたいと思います。
10月4日、白馬大池から雪倉岳経由朝日小屋へ向かいました。
朝日岳を迂回し小屋に向かう水平道は、天候にも恵まれ紅葉真っ盛り、「素晴らしい!」の一言だけです。
日本海に面する朝日小屋、強い季節風と降雪に備えて雪囲いは欠かせません。
朝のラジオ体操は、この小屋のルーティンですが、作業の前は念入りに!
厨房・食堂ではコンロを始めとして食器、冷蔵庫等の清掃、消毒が大変です。寝室は清掃後、畳をあげ、寝具にカバーをかけます。
今季は10月10日まで利用客が、接客と並行しての片づけ作業に目が回りそうです。
6月中旬の小屋開け作業から4か月余り、作業の合間に「下山準備」です。
「さぁー 帰ったら何しようかな?」
小屋の周りに咲き誇るチングルマもすっかり晩秋の装いです。
雷鳥の幼鳥も大きく育ち、冬の装いへと衣替え中です。
全ての雪囲いが終わりました。来季6月中旬まで8か月の眠りにつきます。
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