山の日レポート
通信員レポート
(続)「山小屋」小屋開け支援
2021.07.11
前回、小屋開け作業の一端を紹介させていただきましたが、レポート編集上の制約から、ご理解しづらい面があったかと思いますので追加紹介させて戴きます。
6月16日朝、登山口の北又に集合し、先発隊出発です。朝日平まで標高差1450m、行程6㎞余です。
登山ルート周辺は新緑に溢れ、草花が出迎えてくれました。この時期標高1600m付近には雪壁が残っていました。
白馬・雪倉岳が歓迎してくれました。
沢山の雪形が見え、白馬には「踊り子」、雪倉には「イルカ」「痩犬:プードル?」が見えるとのこと。
如何でしょうか?
食堂・厨房では、清掃、消毒そして保管していた食器類の準備を進めます。
各客室では、掃除は勿論、寝具の準備も行います。
入山4日目、ヘリコプターによる荷揚げが始まりましたが、天候上の制限から二日間にわたる荷揚げとなりました。
荷揚げには、麓の輸送基地そして小屋共に人海戦術が大事です。私は麓の状況を見たことはありませんが、梱包作業は大変なものと推察できます。
操縦士は、スリングを小屋の前に揺らすことなくピタリと誘導、接地、見事なものです。
機上から朝日平と朝日小屋を眺めると
小屋での、荷物の収容風景を紹介したいところですが、総員作業でてんやわんや、写真を撮る人はいませんでした。
着いた荷物からコロナ対策の準備です。
アクリル・パーテーションと体温計測・消毒装置が完成しました。
荷揚げも一段落、朝日岳山頂に足を延ばしてみると、花が咲き始め「花の山」の片りんを見せてくれました。
これは、朝日岳から親不知方面を望んだもので、雪がまだ多く残っています。
小屋周辺で咲き始めた花々です。
RELATED
関連記事など