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山の日からのお知らせ

山の日からのお知らせ

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「山の日」2020 応援メッセージ 8110048

2020.08.10

全国山の日協議会

山の日アンバサダー工藤夕貴様より応援メッセージをいただきました。 今日は山の日。山に感謝を捧げるための日です。この1枚は私の最高にお気に入りの山の写真です。 大好きな山仲間の湊かなえさんとザイルで結ばれて、初登頂を果たした冬の赤岳。私にとっては初めて命の危険すら感じるほどの山旅でした。 山はいつも生と死が隣り合わせ。この時ほど生きている奇跡を実感したことはありません。 山頂でこの写真を撮ったあと、私達は山渓の萩原編集長をはじめとするスタッフの方々と、登山ガイドの方々にサポートされながら、地蔵峠をアイゼンとピッケルを使って下り、ベースの赤岳鉱泉に戻りましたが、やっとの思いでようやく小屋へ辿り着いた時には湊さんとお互いの顔をマジマジと見つめながら、無事登頂できた喜びと共に、生きて戻って来れたことお互いが今ここに存在していること、様々な溢れる思いで感極まってしまい、互いをキツく抱きしめ合いながら涙が止まりませんでした。 言葉は何も出てきません。ただ湧き上がって来る歓喜に任せて、私達はキラキラとした感涙に咽びました。 そのあと小屋でみんなで一緒に食べた味噌ラーメンの美味しかったこと! 今までの人生で、間違いなく1番美味しく感じたラーメンでした。 日々生きているということはそういう奇跡を繋ぎ合わせた積み重ねなのだと私は感じています。 けれどそんな当たり前のことを感じて日々今を生きて行くのはとても難しいことだと思います。 山はそんな大切なことをいつもその変わらない勇姿で、無償で私達人間に教えてくれます。 こうして培った山の友情は遠く離れていても頭の中の記憶から消える事はありません。 湊さんには長く会えていなくても、どこかに山仲間という絆を感じてしまいます。 本当ならコロナがもし治まっていたら、今頃は湊さんとも、またドラマを通じて、山で再会できていたことと思います。 とても残念でしたが、山は逃げません。これからもずっと、私達人類が消え去ってもそこにいる。 だから今は辛抱、辛抱。 山を愛するからこそ、今は遠くに見える山々におもいを馳せて、その時の計画を大切に育てています。 山に登るたびに、山を愛し、山に登るたびに生きていることが好きになる。いつか山小屋の女主人になりたいくらいに山を愛する私です。#山の日2020

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