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通信員レポート

第34回ハセツネCupレポート   ~大会関係者 インタビュー~

2026.10.12

全国山の日協議会

2026年10月11日〜12日に行われた第34回ハセツネCup。
大会を裏から支える方々にもお話を伺うことができました。まずは、この日の最初にインタビューに応じてくださった、総括・大会主催責任者の原 誠一郎さんです。

原 誠一郎 総括・大会主催責任者

1. 今大会の新たな取り組み:ライブ動画配信への挑戦―― 今年の第34回大会で、運営上特に力を入れた点や新しく意識された取り組みはありますか?

「今回は『ライブ動画』の配信を取り入れました。前回まではあらかじめ動画を撮っておき、編集してからSNSなどで流していましたが、今回は完全にライブです。YouTubeで同時配信を行い、ランニングカメラマンをトップ争いや追い上げの様子など要所に配置しました」

総勢5名ものランニングカメラマンがトップ選手の競り合いを追いかけ、夜中の12時まで撮影を続けるという本格的な試み。さらに、翌朝は最後尾の選手に付き添い、制限時間ギリギリまで諦めずに頑張る姿をフィニッシュゲートまで追いかけるとのこと。ハセツネの熱気を、会場に来られない方にもリアルタイムで届ける画期的な取り組みです。



2. 次世代へ繋ぐ「自己責任」の精神 ―― ハセツネCupが長年大切にしてきた「自力本願・自己責任」という精神を、今の時代にどう次世代のランナーへ伝えていこうとされていますか?

「そのスタイル自体は変えない、というのが基本です。色々な大会ができて、エイド(給水・給食所)が充実しているフレンドリーな大会もたくさんありますが、ハセツネとしては『レースを中断せず、頑張る選手は自分でしっかり荷物(水など)を計算して背負う』という山力をつける意味でも、この精神は変えずにいきたいと思っています」 時代が変わり、手厚いサポートの大会が増える中でも、あえて「自己責任・自己への挑戦」というハードルを残す。それこそがハセツネのアイデンティティであり、次世代に引き継ぐべき山の力なのだと語ってくれました。

3. 自然との共生:コース保全への取り組み ―― 奥多摩の貴重な山岳環境やトレイルを守るために、コース保全や自然との共生で工夫されていることは何でしょうか?

「大会の1週間後に『グリーンフェスティバル』という清掃活動を実施します。また、大会後だけでなく、大会翌日にもモニタリングを行い、コースにどれくらいインパクトを与えているかを確認して、必要なら保全活動や登山道整備を行っています」

登山道整備はなんと3年ほど前から継続して行っているとのこと。大会を開催するだけでなく、走らせてもらう山への恩返しと環境保全をセットで考えているからこそ、長年愛される大会として成り立っていることがわかります。

4. 選手とボランティアへの熱いエール ―― 最後に、全国から集まった約2,000名近くの選手、そして夜通し支えるボランティア・スタッフの皆様へ、メッセージをお願いします。

「選手の方はもちろんですが、スタッフの方々もとにかく楽しんで、ハッピーになって帰ってもらいたいですね。『大会をやり切った!』という良い気持ちで終われるように、私としても皆さんにハッピーな気持ちになってほしいと思っています」

過酷なレースを支える責任者でありながら、最も大切にしているのは関わるすべての人の「笑顔とハッピー」。原さんの温かい思いが、ハセツネCupという大会全体の素晴らしい雰囲気を作り出しているのだと感じました。

~ボランティアスタッフ インタビュー~

続いて、過酷なレースを夜通し裏で支えるボランティアスタッフの皆様にお話を伺いました。今回は、出走前の会場で素敵な笑顔を見せてくれた女性3人組(左から瀧本裕子さん、豊島裕子さん、森合涼子さん)です。

一番左の瀧本裕子さんに、今回ボランティアとして参加されたきっかけを伺いました。

ハセツネのボランティアは今回が初めてという瀧本さん。普段参加している登山ツアーのガイドである平林さんが毎年ハセツネに出場していると聞き、「ぜひ応援したい!」と思ったことがきっかけだそうです。そこから大会を支えるボランティアの存在を知り、思い切って参加を決意されました。

インタビューの後、瀧本さんは第一関門である「浅間峠」へ向かい、選手たちをサポートするとのこと。また、写真中央の豊島さんと右側の森合さんは、さらに奥の第二関門(月夜見第2駐車場、もしくは手前の鞘口峠付近)へと向かい、それぞれの持ち場でランナーを待ち受けます。

左から、瀧本裕子様、豊島裕子様、森合涼子様

ご自身はトレイルランニングの経験はないそうですが、サポートにあたって心がけていることを尋ねると、「自分は体力がない分、とにかく笑顔で、できる限りのサポートをしたいです」とボランティアならではの温かいお言葉をいただきました。

これから夜の山へ入り、自分自身の限界に挑む選手たちに向けて、「とにかく怪我をしないように頑張ってください!」と、優しいエールを送ってくれました。

~出展ブースより:株式会社アースリボーン(Amazfit)~

会場には、選手の皆様の挑戦を様々な形でサポートする協賛企業やブランドのブースが立ち並び、出走前のランナーたちで賑わいを見せていました。

その中で、当協議会の組織・戦略委員会の委員に就任していただいた金井秀雄様がいらっしゃる「株式会社アースリボーン」のブースへお伺いしました。同社は、過酷な山岳レースやトレイルランニングでもランナーを強力にサポートするスマートウォッチブランド「Amazfit(アマズフィット)」のブースを出展されていました。

ブース前で撮影させていただいた写真には、「discover amazing」のロゴが掲げられた黒いスタイリッシュなテントと、ブースでご対応いただいた伊藤敬之様の素敵な笑顔を収めさせていただきました。選手の皆様の安全とパフォーマンスを、最新のテクノロジーの力で支えてくださっています。

スマートウォッチブランド「Amazfit(アマズフィット)」のブースと伊藤敬之様

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